店舗で前向き駐車をお願いされる理由。無視するとどうなる?
日本では後ろ向き駐車が一般的だが、住宅街にあるコンビニやショッピングセンターなどで「前向き駐車」と書かれた看板を見かけることがある。
この“前向き駐車”、なかには真逆の意味にとらえているドライバーもいるようだが、もちろん「クルマの前方から駐車する」という意味である。これを無視して後ろ向き駐車したらどうなるのか?
まず、店舗側が前向き駐車をお願いしている理由として、
1.排気ガスが近隣の民家に流れて迷惑とならないように
2.マフラーからの騒音が民家に向かって迷惑とならないように
3.排気ガスが民家の植栽に当たって迷惑とならないように
などがあり、特に夜間は店舗側に苦情が寄せられることも少なくないようだ。
また、店舗前(出入り口ドア前)の駐車スペースに前向き駐車をお願いするのは、店内に排気ガスの臭いが入れば、店舗利用者が不快に感じるから……というのもある。
ただし、前述のように前向き駐車はクルマの構造的にも日本の駐車スペース的にも意外と難しく、特に住宅街のコンビニなどのようにさらに駐車スペースの狭い場所での前向き駐車は困難。
そして後退で出庫する際の安全性も考えると、それでも後ろ向き駐車をするドライバーの気持ちも理解できる。
なかには「フロントスポイラーがタイヤ止めに当たるからイヤ」なんて理由もあるかもしれない。
結論からいうと、「前向き駐車」と書かれた看板があるのに後ろ向き駐車をしたからといって道路交通法で違反となるわけではない。だが、前向き駐車をお願いされる理由も理解し、できるだけ迷惑のかからないようにはしたいもの。
【画像ギャラリー】前向き駐車と後ろ向き駐車、迷うこと、ありませんか?(6枚)画像ギャラリー






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