今やクルマのキレイを維持する手段として広く知られているコーティング。ディーラーオプションでも定番となっている。しかし、そんなコーティングにはいくつかの種類がある。もちろん金額の違いなどもあるが、今回は大まかにコーティングの特性事の種類を紹介していく。自身が望むコーティングがどんなものかが分かってくるはずだ。
文:西川 昇吾/画像:Adobe Stock(トビラ写真=JuananSH)
【画像ギャラリー】ただ水が撥ねるだけじゃない!! こんなに違う水滴の残り方でわかるコーティング(2枚)画像ギャラリー材質による違い
まずコーティングの材質的な種類から簡単に紹介していこう。ディーラーオプションやカーコーティング業者など、プロに施工してもらうことが多いのが「ガラスコーティング」と「セラミックコーティング」だ。ガラスコーティングはガラス質の被膜で塗装面を守り、耐久性は3年程度と言われている。
セラミックコーティングはより高度が硬くなるため耐久性が高いと言われていて、5年持つ場合もあるそうだ。ただ、これらのコーティングは耐久性や艶は優れているものの施工が難しいためユーザー自身がDIYで行う例は少ない。
ガラス「系」コーティングやポリマー系コーティングはDIYで施工できるアイテムとしても販売されている。ただ、ガラス系コーティングで長くて1年程度、ポリマー系コーティングで長くて半年程度となっている。
なお、DIYでの施工を考えた商品が多いが、どちらかと言えばガラス系コーティングの方が施工は難しい。
水の弾き方にも種類が
そしてコーティングと聞くと「水を弾く」イメージがあるかもしれないが、この水の弾き方にも種類があるのだ。
まず多くの人がイメージしやすいのが「撥水タイプ」ではないだろうか。水が落ちると水玉のような水滴が出来て、この水滴が転がり落ちていくタイプだ。
水を弾いていてコーティングしているのが目に見えて分かりやすいが、細かな水滴が光を集めて塗膜にウォータースポットを作りやすくなってしまうという点もある。こまめに拭き上げをする人にオススメだ。
ずぼらな人にオススメなのが「親水タイプ」。細かな水滴で流れ落ちていくのではなく、大きな水滴の塊が広がりながら落ちていくタイプだ。ウォータースポットが発生しにくく、一番お手入れが手軽に済むタイプと言える。
「疎水タイプ」は撥水タイプと親水タイプの中間の特性を持つもの。DIYで施工する場合は、まずはこの疎水タイプから始めてその様子を見てみて、自身が撥水タイプか親水タイプを望んでいるのか考えてみるのも良いだろう。
一言に「ボディコーティング」と言ってもその種類や性質は様々。ボディカラーによっても適しているタイプが異なるケースもある(色の濃いボディカラーはウォータースポットが発生しやすい)。
自身のお手入れ環境やボディカラーに合わせて、最適だと思うボディコーティングを吟味して選ぶべきだ。
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