ダイハツ・ムーヴは30周年の節目で2年間の沈黙を破る!

今では当たり前となったトールワゴンタイプの軽自動車。
その代表モデルとして頭に思い浮かぶのは1993年に発売されたワゴンRであり、トールワゴンブームの火付け役として誰もが認めるところだが、その“絶対王者”の対抗馬としてデビューしたのが2025年で30周年を迎えるムーヴだ(2023年に生産終了)。
実は、ムーヴも1993年に発売される予定だったが、経営判断によってプロジェクトがいったん中断に。そして、プロジェクトが再開した後、1995年に販売を開始すると1カ月で約4万5000台の受注を記録するヒットモデルとなった。
“人も、車も、ムーヴしよう”というキャッチフレーズでデビューした初代ムーヴの最たる特徴といえるのが、イタリアのデザイン会社であるI.DE.Aと共同開発したウキウキするようなフォルム。
ウルトラコンパクトと称されたフロントノーズと見るからに大きいとわかるビッグキャビンをアイコニックに表現したAピラーのキャラクターラインや、その当時はきわめて少なかったハイマウントタイプのリアコンビネーションランプが独特の存在感を発揮。
加えて、横開きのバックドアやロングスライドを可能にした後部座席は使い勝手が良く、かつ全車にツインカムエンジンを設定するなど見た目の良さ、実用性の高さ、さらには走りの良さを兼ね備えた1台であった。
そこから30年の間に5回のフルモデルチェンジが行われたムーヴは2005年9月に10周年を記念した特別仕様車のムーヴ VS(3代目)を、2015年10月には20周年を記念したムーヴ カスタム RS“20th Anniversary ゴールドエディションSAII”(5代目)がリリースされてきた。
そして……かねてから噂が絶えなかった新型を2025年6月に発売することを発表したダイハツ。群雄割拠の様相を呈して久しい軽トールワゴンシーンが、さらに熾烈をきわめることは必至だ。
2025年で二十歳となったノートは日産を代表する稼ぎ頭へと成長
今や押しも押されもせぬ日産の稼ぎ頭となったノートとノート オーラ。
初代モデルがデビューしたのは2005年1月で、“これまでのコンパクトカーになかった爽快な走りと使いやすい装備で自在に楽しめるコンパクトカー”という謳い文句で登場した。
しかし、当時は二大巨頭ともいうべき、ヴィッツとフィットという絶対的人気を誇るコンパクトカーが存在していたこともあってセールス的にはやや苦戦を強いられていたが、そんな劣勢を跳ね返すきっかけになったのが、2012年9月のフルモデルチェンジだった。
日本の自動車メーカーとして初めて女性の開発責任者(水口美絵氏)を起用したことでも話題となった2代目ノート。
また、躍動感のあるエクステリアと上質なインテリア、新開発の直噴ミラーサイクルエンジンに高効率スーパーチャージャーを採用したHR12DDRエンジン搭載車の自動車取得税と自動車重量税が免税となることなども奏功し、発売からわずか2週間で約2万2000台を受注した。
その後も2016年11月にはガソリンエンジンで発電し、その電力を利用してモーターの力で走行する新パワートレインの“e-POWER”を搭載したモデルをラインナップに追加。
すると、ノートの人気はさらに拍車がかかり、マイナーチェンジ後から7カ月で10万台の販売を達成するとともに、7カ月連続でコンパクトセグメントのランキングで販売台数1位を記録するまでに。
2020年12月に発売されたノートと2021年8月に発売されたノート オーラにおいては2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞し、2022年度の国内販売においても電動車販売台数No.1を獲得するなど、日本を代表するコンパクトカーへと成長。
他と一線を画した高級路線を打ち出したことに加え、優れた加速性能・高い静粛性による快適さ・あらゆるシーンで発揮する低燃費も大きな魅力となっている。
【画像ギャラリー】ご長寿モデルには魅力がいっぱい(18枚)画像ギャラリー


















コメント
コメントの使い方初代理念に立ち返り基本を変えずに、コアなファンに支えられ存続してるジムニーやロードスター等と
毎世代刷新し数世代ごとに大幅改革をして新たな層を獲得して存続しているクラウンカローラ等
売らなければならない台数が桁違いなのですから、戦略が違って当然だと思います。
レガシィはレヴォーグに引継ぎ一応続いてはいきます。しかし今後も遺すなら改革必須です。