モノの値段が上昇中の昨今、もちろん新車も例外ではない。であれば、書類上は新車ではないが、状態はほぼ新車な「登録済み未使用車」を探してみるのもいい。登録済み未使用車の平均価格を新車価格と比較しランキング形式でご紹介する!!
※本稿は2025年4月のものです
文:伊達軍曹/写真:スズキ、ホンダ、日産
初出:『ベストカー』2025年5月10日号
未使用車の数が多いのはやはり実用車
やはり登録済み未使用車の主戦場は、いわゆる実用車カテゴリー。何をもって実用車とするかは見解がわかれるところだが、ここでは「新車価格がまあまあ安い4人乗り以上のクルマは、ミニバンだろうがSUVだろうが、全部実用車!」という雑な定義を適用する。
で、新車価格からの下落率が最も大きかったのはスズキのスイフトXG 2WDで、新車価格の約87%での購入が可能。この数値が90%を超えてくると「……新車にしようかな?」とも思ってしまうが、これくらいなら、登録済み未使用車を選んでみる価値はある。
第1位:スズキ スイフト(XG 2WD)
●新車価格:172.7万円 ●未使用車相場:約150万円(新車価格の87%)
●流通量:★★★★★ ●お得度:★★★★☆
1.2L直3エンジンにマイルドハイブリッドシステムが付いていない「XG」でヨシとするのであれば、車両価格150万円前後で走行10km程度の物件が狙える。中間グレードのハイブリッドMXを選びたい場合は、値落ち率的にはやや渋い180万円前後が目安に。
第2位:ホンダ フリード(AIR 2WD)
●新車価格:250.8万円 ●未使用車相場:約220万円(新車価格の88%)
●流通量:★★★★★ ●お得度:★★★☆☆
フリードの未使用車を狙う場合、エンジン車のエアーは上にあるとおり車体220万円前後が目安で、値落ち率は約12%となる。また車両価格はこれより40万円以上高くなるが、e:HEVエアーの未使用車も値落ち率は同程度だ。
第2位(同率):スズキ ソリオ(G 2WD)
●新車価格:164.78万円 ●未使用車相場:約145万円(新車価格の88%)
●流通量:★★★★★ ●お得度:★★★☆☆
マイルドハイブリッド付きの車両は160万円以上となるが、2024年末まで販売されていたモーターアシストなしの「G」であれば、車両145万円前後でイケる未使用車が多数流通している。
第2位(同率):日産 キックス(X 2WD)
●新車価格:308.33万円 ●未使用車相場:約270万円(新車価格の88%)
●流通量:★☆☆☆☆ ●お得度:★★★☆☆
未使用車の流通量が少なめなのがネックではあるが、新車価格の約12%OFFとなる270万円前後でいちおう検討可能。ごく少数ながら、車両250万円前後/総額260万円前後の物件も。
第5位:スズキ クロスビー(HYBRID MZ 2WD)
●新車価格:219.01万円 ●未使用車相場:約200万円(新車価格の91%)
●流通量:★★★☆☆ ●お得度:★★☆☆☆
値落ち率はハッキリいってたいしたことないが、ただでさえお安いクロスビーをさらに安く買いたいと考える場合は、HYBRID MZ 2WDの未使用車を200万円前後にて探すべし。























コメント
コメントの使い方購入経験から言います。
青空駐車で車体裏やホイールハブなど見えにくい所が錆だらけ、樹脂やゴムは劣化進んでいて、塗装に擦っても消えないウォータースポットも多数。
これが、新車扱いなのについてきます。新車の意味がない。走っていないだけで外放置中古車と同じ。50万とか3割とか違うならいいですが、良いもの買った感は皆無です
登録済みなので新車ではないです。
中古車です。