■各社は市場シェアを守る強い意思を示した これから重要なのは?
米国の関税ルールは近く固まっていくことになりそうです。各社はそれに合わせて短期的な対策と、中・長期の構造対応を進めていくことになるでしょう。
短期的には、輸出先の変更、固定費の削減、ある程度の値上げで一部吸収を図ります。
しかし、各社ともに縮小均衡を避け、関税を支払ってでも市場シェアを防衛する強い意思を示しました。関税費用の半分以上は自動車メーカーの収益悪化要因として残ることになるでしょう。
中・長期的には関税構造が与える構造変化に対応していかねばなりません。
米国におけるサプライチェーンの組み直し、生産能力増強、クルマの価格が上昇するなかで、価格に見合った新しい日本車の価値(例えば異次元の品質、安全)を作り出していくことが重要となります。
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