今じゃ慣れたもんよ!! 大胆に生まれ変わったプリウスって実際どうなの

今じゃ慣れたもんよ!! 大胆に生まれ変わったプリウスって実際どうなの

 2023年11月に登場したトヨタ プリウス。スポーツカー的デザインを採用し、旧来からのファンの度肝を抜くと同時に新たなファンを獲得した。登場から現在までの変化を踏まえながら、松田秀士氏と斎藤聡氏が再度評価する!!

※本稿は2025年4月のものです
文:松田秀士、斎藤聡/写真:トヨタ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年5月26日号

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トヨタ プリウス(2023年11月登場)

デザイン、走り、燃費性能のバランスに優れている。追加された390万円のPHEVのGは買い得感が高い
デザイン、走り、燃費性能のバランスに優れている。追加された390万円のPHEVのGは買い得感が高い

●松田秀士氏の再評価は……ステイ

 ハンマーヘッドというスポーツカーのようなエクステリアデザインが多くのファンを引き付けている。これまでのシロモノ家電のような「安くいい物」主義から脱皮した新しいプリウスだ。

 デザインだけでなく動力性能も燃費もハンドリングのスポーツ度も進化し、ACC+LTAの制御進化も著しい。

 また、ドライバーに代わってカーブや車線内走行など、リスクを先読みしてステアリング操作やブレーキなどをアシストするPDA(プロアクティブドライビングアシスト)が採用されている。

 ただし、エントリーモデルのUは現在もKINTO専用で、一般販売はされていない。Uのコスパは高く一般販売されれば評価は上がるが、変わらない。

●斎藤聡氏の再評価は……ステイ

 5代目は走りのプリウスで登場。第2世代TNGAプラットフォームを採用し低重心化が図られた。パワーユニットは、HEVモデルに先代から継承する1.8Lに加え2Lモデルを新設。システム出力を大幅に向上させて走りの刺激度がアップした。

 PHEVは強力なモーターを得てさらにパワーアップ。速さだけでなくアクセルの応答性にも精度感が増し、迫力の加速と繊細なコントロール性が加わった。

 タイヤにナローコンセプトの細身大径タイヤを組み合わせることでステアリングフィールがよくなり、走りの質感が向上した。合理的な道具から生活を共にするパートナーに昇格した。

 補器用バッテリー問題の評価は今後の対応次第。

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