北米市場を主戦場として展開されてきたトヨタのミドルサイズSUV「ハイランダー」が、2026年より日本市場へも導入されることが明らかになりました。日本のSUVファンにとっては非常に喜ばしいことではありますが、北米にはほかにも日本未導入の魅力的なモデルがたくさんあります。話題のハイランダーを起点に、北米トヨタSUVの全体像をボディサイズ順にご紹介しましょう。
文:吉川賢一、立花義人/写真:TOYOTA
【画像ギャラリー】ハイランダー以外も欲しいぞ!! コンパクトからフルサイズ、BEVまで幅広く揃う、北米トヨタのSUVラインアップ(20枚)画像ギャラリー約19年ぶりの日本復活が決定!! 北米ミドルSUVの本命「ハイランダー」
日本への逆輸入が発表された「ハイランダー(Highlander)」は、力強いデザインと家族向けのユーティリティが魅力のミドルサイズSUVです。日本では2000年~2007年まで「クルーガー」として販売されており、逆輸入されれば、約19年ぶりの日本復活となります。
ボディサイズは全長194.9インチ(約4950mm)×全幅76.0インチ(約1930mm)×全高68.1インチ(約1730mm)。日本でいうとレクサスRX(4890×1920×1705)がサイズ感的に近く、RXの全長を120mmほど伸ばして、全高を25mmほど低くしたイメージです。
ハイランダーは、北米では「RAV4のお兄さん」ともいえる存在。使いやすさ持ち合わせた3列シートのファミリー向けSUVとして位置づけられており、実用性と燃費性能の高さが評価されています。2.4Lターボガソリンや、2.5Lハイブリッドが用意されており、本体価格は45,270~54,675ドル(日本円で714~862万円)。ランドクルーザーとはまた違った、スタイリッシュな大型SUVが欲しい人に向いている万能SUVです。
コンパクトモデルは日本でもおなじみのモデルばかり
ここからは、北米トヨタのSUVラインアップを、ボディサイズ順にご紹介しましょう。
もっとも小型なモデルは「カローラクロス」です。コンパクトなサイズながら居住性に優れ、燃費性能も良好。日常使いに適した万能モデルとして、北米でも高い人気を誇っています。国内仕様と異なるのは、北米では2.0L ダイナミックフォースエンジンモデルがいまもラインアップされていること。ハイブリッド車需要が高まるなかでも、ガソリン車の需要も無視できない北米市場の特長が現れています。
そのカローラクロスの次に位置するのが、北米トヨタの主力モデルである「RAV4」です。2025年12月には、ひと足先に6代目となる新型が発売開始となっています。変化するライフスタイルや価値観に応える存在として全面的に刷新され、ソフトウエアづくりプラットフォーム「Arene(アリーン)」が初めて採用されるなど、電動化時代にふさわしいスマートなSUVへと進化を遂げており、従来型同様、人気モデルとなることが期待されます。
そのRAV4に続くのが、日本でもおなじみのバッテリーEV「bZ4X」。北米では「bZ」として展開されています。バッテリーEV専用設計のe-TNGAプラットフォームを採用し、静粛性と滑らかな走りを実現。派生モデルとして、ステーションワゴンタイプの「bZ Woodland」も用意されており、こちらは2026年春に日本導入予定です。
























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