2023年4月に登場したホンダ ZR-V。ややコミカルにも見える個性的なフロントマスクが特徴のSUVだ。登場からおよそ2年が経過した現在までの同車と周囲の変化を踏まえつつ、片岡英明氏と斎藤聡氏に再度評価していただいた!!
※本稿は2025年4月のものです
文:片岡英明、斎藤聡/写真:ホンダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年5月26日号
ホンダ ZR-V(2023年4月登場)
●片岡英明氏の再評価は……ダウン!
すぐ下に出来のいいヴェゼルがいるだけに、最初から立ち位置は難しいと感じていた。だが、評判のいいシビックのコンポーネンツを使っているから走りの質感は高い。主役のe:HEVは2Lエンジンだから余裕があり、燃費も上々だ。人気はないが、1.5Lターボも気持ちよく回る。
SUVとは思えない気持ちいいハンドリングは、今も高評価だ。背の高さを意識させない走りのよさに引かれる。好みの問題だが、個性的な顔立ちのエクステリアはいまだ馴染めない。
●斎藤聡氏の再評価は……ステイ
個性的なフロントマスクがキャッチーなホンダのCセグメントSUV。パワーユニットは1.5Lターボとe:HEV。
e:HEVは2L直噴を搭載する2モーターハイブリッドシステム。発電用と駆動用モーターを持つ。エンジンの強みが出る高速巡行走行でエンジン直結駆動になるが、基本的にはモーター駆動。BEV風味の乗り味が特徴。
4WDはプロペラシャフトで直接後輪を駆動するリアルタイム4WDで、操縦性、走破性の高さも魅力だ。
コメント
コメントの使い方この車の美点は、リヤstyle。後ろ姿は一瞬、アルファロメオか?と思うくらい美しい。が、フロントはいただけない。日本人の感性には合わないと思う。その意味で非常に残念な車。