大林組と大林道路が共同開発した多機能舗装「ハイドロペイブ」がついに実証フェーズへ! 豪雨による道路冠水、猛暑による路面温度上昇――そんな“現代の道路問題”をまるごと解決してくれるかもしれない新技術の公道試験が、神戸市で始まったぞ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:大林組、Adobestock(トビラ写真=hanafujikan@Adobestock)
※記事制作にあたり一部AIを使用しています。
【画像ギャラリー】こりゃ猛暑に効くぜ! ハイドロペイブの中身をじっくり見てよ!(5枚)画像ギャラリー舗装材が進化! その名も「ハイドロペイブ」
いま、道路が熱い――いや、文字通り「熱すぎる」んだ。真夏の路面温度は60℃以上にも達することがあるし、ゲリラ豪雨のたびに冠水する道路にヒヤッとした経験のあるドライバーも多いはず。
そんな中、大林組と大林道路が共同開発したのがこの「ハイドロペイブ」。名前からしてなんだかハイテク感漂うこの舗装材、なんと一つの舗装で「高温対策」と「豪雨対策」の両方をカバーするというスグレモノだ。
その仕組みはというと、保水機能と透水・排水性能を組み合わせて、雨水を路面にとどめることなくサッと吸収・排出! しかも、舗装が保持した水分が気化するときに熱を奪ってくれるから、表面温度もグッと下がるというわけ。
舗装自体は3層構造で、上から順に「保水性舗装層」「空隙保持層」「排水層」となっており、これらが一体となって機能。試験舗装の厚さは約14cmと、しっかりした構造になっている。
神戸市×大林グループで公道実証試験スタート!
この「ハイドロペイブ」を使った実証試験が始まったのは、神戸市東灘区の市立魚崎中学校前の市道。まさに生活道路のど真ん中だ。
試験期間中は、通常のアスファルト舗装と「ハイドロペイブ®」との性能比較が行われる。計測されるのは、表面温度、水位、含水率、路面温度など多岐にわたり、データはリアルタイムでモニタリングされるとのこと。
大林組と大林道路では、この実証を通じて舗装材としての性能評価を進め、全国の都市インフラ整備や災害対策への活用を見据えているという。
しかも、神戸市はこの実証を「官民連携によるまちづくりモデル事業」に位置付けていて、市民生活の安全・快適さを向上させる新技術としても大きな期待が寄せられているんだ。
地球温暖化、都市型水害、ヒートアイランド……これからの道路には、単なる「通行の場」ではなく、「都市環境を支える機能性」も求められる時代。「ハイドロペイブ®」はまさにその時代にふさわしい技術だ。
この先、自分の街の道路がどんな進化を遂げるのか。新しい舗装材が、我々のカーライフにどんな変化をもたらすのか。ベストカーWebでは引き続き注目していきたい!







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