ウォーキングとストレッチで腰痛から解放される
人間は寝ている時以外は立っているか座っているため血液は下半身に溜まりがちになる。ウォーキングでふくらはぎや太ももを動かすことでポンプ効果となり下半身にたまった血液が全身に巡るようになる。
筋肉が緊張状態を続けると乳酸などの疼痛物質が血液やリンパに滞留することになる。これが「コリ」や筋肉痛などの原因となるのだが、マッサージはリンパや血管に沿って揉みほぐすことで外から強制的に流してやるということ。ストレッチやウォーキングは自分の筋力などで血流を改善するという意味になる。
ストレッチという点では「ラジオ体操はもの凄くよくできている」と松田氏ご推薦。ものの5分程度だけど、全身の関節を効果的に動かすことができ、ストレッチ効果絶大なのだ。関節を柔らかくすることで血液の循環をよくしてやれば、腰痛の改善にもなり、肩胛骨の関節を柔らかくすれば五十肩にも効果がある。
これと同時に筋力トレーニングも効果的だという。筋肉は年齢に関係なく鍛えれば付けることはできる。筋肉を付けることで収縮効果で血流も改善する。ウォーキングが効果的だというのは、ふくらはぎの筋肉が鍛えられることで、歩いている時以外にもポンプ効果で血流が改善されるからなのだ。
まとめ 松田秀士氏が実践するスローエイジング
・筋肉は年齢にかかわらず付けられる。筋トレをして基礎代謝を高める
・肩胛骨の関節を柔らかくすることで五十肩を抑えられる
・NHKのラジオ体操はもの凄くよくできている
・運転は正しい姿勢で。着座姿勢を正すことで腰痛は防げるし、疲労も現象。左足ブレーキは正しいドラポジ維持に効果的
・朝、目が覚めたらまずはバランスボール
・老眼を感じたらただちに目医者にいって正しい老眼鏡を作る
【番外コラム01】ここにも注目! 15年来の腰痛持ち編集部ウメキが感じた「腰痛に優しいシートのクルマ」
かれこれ15年来の腰痛持ちの編集部ウメキ。さすがに長年の腰痛経験から自分自身の腰痛防止策も体得し、なんとか日々を過ごしているわけだが……。やっぱり、シートが合わないと長距離、長時間のクルマの運転はシンドイのでありました。
ダメなシートは1時間も走るとわかるのだ。逆に1時間座り続けても腰に異変を感じないシートは「いいシート」と判断することができる。
まずダメなシートとはどんなシートなのか!?
これは実にシンプル。本編中で松田秀士さんが指摘していたように「骨盤の上半身を乗せた正しい姿勢」を取ることができないシート。シートポジションをいろいろと調整しても背もたれ下部の腰が当たる部分に隙間ができてしまうシートはダメ。
結局、上半身を不自然な姿勢で支えることを強いられて、酷い場合だと15分程度の運転で腰に痛みを感じる場合もある。こんな場合は、手持ちのクッションなどで腰の当たる部分の隙間を埋めるようにしてやることでずいぶんとラクになる。
座面やシートバックのクッションがソフトすぎるシートも腰痛には優しくない。腰を下ろした瞬間はフカフカで座り心地よく感じるのだが、しばらくするとクッションが体重により押し潰されてしまい腰の部分に隙間ができてしまうのだ。
最近乗ったクルマで「これはラクチン」(←あくまでも『対腰痛』という意味で)と感じたのはレガシィ、アテンザ、アコードでしたね。3時間程度の連続運転でも腰にはいっさい違和感を感じることはなかった。




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