私事で恐縮ではあるが、先日クルマを乗り換えるためにそれまでの愛車であるホンダ インサイトを下取りに出すことになった。インサイトと言えばホンダのハイブリッド専売車であり、初代は3ドアハッチバック。2代目は5ドアハッチバック、3代目は4ドアセダンと代が変わるごとにボディタイプが変わっていった稀有なモデルであるが、筆者の愛車だったのは3代目のセダンモデルだった。
文:小鮒 康一/画像:ホンダ
【画像ギャラリー】インサイトが走ったIMAからe:HEVに続く道! ホンダ流ハイブリットはこのクルマとともにある!(13枚)画像ギャラリーセダン受難の時代の下取り価格は予想通り
筆者の愛車であったインサイトは2022年式のEXプライムスタイルというグレードで、2020年5月に実施されたマイナーチェンジのタイミングで追加となったもの。
このグレードではアイボリーにグリーンのラインが入れられた本革×ウルトラスエードのシートを備えたアイボリーインテリアが最大の特徴で、ボディカラーには専用色となるシルバーミストグリーンメタリックが用意されており、筆者はこの組み合わせに一目惚れして20224月年に購入したのである。
結局、およそ2年半、1.4万kmを乗った状態で下取りに出すことなった。もちろん修復歴はなく、キズらしいキズもない状態を維持していたが、現代において不人気ジャンルであることは間違いないセダンで、さらにボディカラーも内装も万人受けするとは言い難い組み合わせであることは重々承知していた。
その結果、ディーラーでの基準査定額はおよそ170万円。状態が良いことや代替であることを考慮した最終額は210万円という数字となったのだ。
下取りを気にして欲しいクルマを買わないのもナンセンス!
なお、インサイト EXプライムスタイルの新車時価格は368.5万円だったから、2年半でおよそ150万円以上の価値下落ということになる。
なるべく丁寧に乗ってきて走行距離も少なめに抑えたつもりだったが、それ以外の条件が足を引っ張ったことは否めないが、そもそもインサイトを購入した時点で下取り価格にあまり期待できないというのは分かっていたこと。
下取り価格を気にして欲しいクルマや仕様を買わないという選択肢はなかったので後悔はない。
もちろんディーラー下取りではなく、買取店などを複数回ればもう少し良い条件を引き出すこともできたかもしれないが、今後のお付き合いなども考慮しての判断であるため、そこに触れるのは無粋というものである。















コメント
コメントの使い方この型のインサイト、個人的にはかっこいいと思うんだけどなぁ。もっと売れてほしかったな。
車をつまらなくした原因の一つだろね。欲しい車ではなく、値引きの大きい車や、残額ローンで買う巨大な見栄で買う車ばかり。居住性ばかり気にして巨大化する車たち・・・気が付いたら2ボックスハッチバック風をセダンと言い張ったり、いつの間にか頭を振らないと曲がれないデカいFFばかり。まあ、そんなつまらない車たちを褒め讃えてきたベストカーの役目も終わりが近いな。