爆ウレトヨタ ランドクルーザーシリーズだけど……結局どれ買えばいいの!?

　「必ず生きて帰る」という矜持を持ち、命を預けるツールとしての絶大な信頼感を魅力とするトヨタ ランドクルーザーシリーズ。ここでは、ランドクルーザー3種のそれぞれのおすすめグレードと、おすすめの購入方法をご紹介しよう。

※本稿は2025年5月のものです
文：渡辺陽一郎（プロフィール＆おすすめグレード）、佐々木 亘（おすすめの買い方）／写真：トヨタ、ベストカー編集部
初出：『ベストカー』2025年6月10日号
※諸元内の「M」はモーターです

トヨタ ランドクルーザー300

　ランドクルーザーシリーズの最上級車種で、全長は約5m、全幅は約2mに達する。大柄なボディは存在感も強く、最低地上高は225mmだから、悪路のデコボコも乗り越えやすい。

　エンジンはV型6気筒のガソリンとディーゼルで、両方ともにツインターボを装着する。実用回転域の駆動力が高く、車両重量は2トンを軽く超えるが、動力性能に余裕がある。悠々とした運転感覚が特徴だ。

●おすすめグレード：3.5AX・4WD
●おすすめの買い方：通常ローン

　人気車なのでリセールは文句なし。ローンの残債を補って余りある。現金一括購入よりは、ローンを積極的に利用したいクルマのひとつだ。

トヨタ ランドクルーザー250

　プラットフォームなどはランドクルーザー300と共通で、車内の広さも等しいが、250の悪路志向はさらに高い。エンジンは直列4気筒2.8Lクリーンディーゼルターボと2.7Lガソリンで、動力性能は300を下まわるが、ボディが軽く悪路を走る時も軽快だ。

　それでも車両重量は2トンを超えるから、2.7Lノーマルガソリンエンジンではパワー不足を感じる。よって推奨グレードはディーゼルだが、ガソリンにもテクニックを生かして走る独特の楽しさがある。

●おすすめグレード：ディーゼルVX・4WD
●おすすめの買い方：残価設定ローン

　3年で6割超という高残価モデルで、高い残価率を生かした残価設定ローンを使いたい。

　トヨタ系のディーラーで可能な、変則的な残額据置プラン（3年2回払い）といった、新しい買い方を使っていくのも面白い。

トヨタ ランドクルーザー70

　ランドクルーザー70は、悪路で立ち往生すると生命を脅かされるような環境で使われる。そのために1984年に登場して以来、フルモデルチェンジを受けていない。

　悪路走破力が優れ、4WDシステムなどもシンプルで、信頼性を重視するユーザーが「変えないでほしい」と願うからだ。ステアリング操作に対する反応が鈍く、車線変更後の揺り返しも大きいが、それは些細な問題なのだ。

●おすすめグレード：AX・4WD
●おすすめの買い方：通常ローン

　5年後でも50％近い残価率を誇る。リセールが抜群にいいからこそ、通常ローンを上手く使うことで買い切りの線を残しておきたい。