レクサスブランド初のミニバンとして2020年に登場し、2023年から2代目となったレクサスLM。初代は中国やアジア地域で販売され、日本には導入されなかったが、2代目モデルからは日本でも正式に販売がスタートしている。また、欧州でも販売がスタートしているほか、当初は否定的だった北米市場からも導入を求める声が挙がりつつあるというのだから驚きだ。
文:小鮒 康一/画像:トヨタ、レクサス、Audi、ベストカーWeb編集部ほか
【画像ギャラリー】ワゴンって角度と長さの絶妙なバランスがたまらんのよ……! 珠玉の現行欧州ステーションワゴン! ISスポーツクロス/アルテッツァジータもあるよ!! (42枚)画像ギャラリー欧州のライバルメーカーにはあるのに……
日本が世界に誇る高級車ブランドとして確実に受け入れられているレクサス。そんなレクサスだが、ライバルである欧州のメーカーのラインナップにあって、レクサスにないものがある。それがステーションワゴンモデルだ。
欧州の3大ライバルメーカーと言っても過言ではない、メルセデスベンツ、BMW、アウディには複数のワゴンモデルがラインナップされており、メルセデスベンツは“ステーションワゴン”、BMWは“ツーリング”、アウディは“アバント”とそれぞれ伝統のある名前が与えられている。
一方のレクサスには、IS、ES、LSとセダンのラインナップは複数存在しているものの、ステーションワゴンは1台も存在しておらず、ステーションワゴンを求めるユーザーをみすみす逃している状況なのである。
じつはショートワゴンならかつて存在した!?
といっても過去にレクサスにステーションワゴンが存在しなかったわけではなく、初代のISに「スポーツクロス」と名付けられたショートワゴンが用意されていた。
初代ISは日本ではトヨタ アルテッツァとして販売されており、スポーツクロスはアルテッツァジータとして販売されていたことでも知られているが、実用性のあるワゴンとしてではなく、アルテッツァをベースとした個性的な派生車種として販売したこともあってか、荷室スペースがそこまで広くなかった点が致命的だった。
この評価は日本国外でも概ね同様で、残念ながらISスポーツクロスは人気車種になることは叶わずに、2代目モデルにワゴンが追加されることもなかった。
とはいえそこは天下のレクサス。セダンをベースにマジメに使えるワゴンを開発するのは造作もないハズであるから、いい加減フルモデルチェンジがウワサされる次期ISに再びワゴンモデルをラインナップしてリベンジを果たしてみてはいかがだろうか。












































コメント
コメントの使い方アルテッツァジータは、コンパクトで使い勝手のいいGT用ハッチバックとしては傑作でしたね。
ISクラスのステーションワゴンは採用直前まで行って、しかし当時LFA以外のスポーツモデルが無かったレクサスはRCを優先し、その後もSUV需要に応える形でワゴン計画は消えました。
結果を見れば、その選択は正解だった。しかし私達ワゴン好きは欲しくなっちゃいますよね