PART 3:「クセつよ」な輸入車
●ルノー カングー ビボップ
左右独立式のリアシートはフロントシートより92mm高い位置に設置され、ボディ後部をピックアップのようにオープンにすることも可能。開放感に関してはトップクラスだった。
●メルセデスベンツ 260Eロング
W124型260Eのホイールベースを80cm延長したストレッチリムジン。正面から見ると普通のW124に見えるが、横から見ると赤塚不二夫の「ウナギイヌ」のよう。乗車定員は8名だ。
●ポルシェ 912
当時の911が高額になりすぎたことから、本来の水平対向6気筒SOHCではなく「OHV の水平対向4気筒」を載せることになった廉価版。だが軽量ゆえ走りは想像以上に軽快。
●ルノー アヴァンタイム
どこからどう見てもミニバンだが、ルノーは頑なに「これは2ドアクーペである!」と言い張り続けた一台。確かにドアは4枚ではなく2枚であり、走りもスポーティクーペ的だ。
●フィアット ムルティプラ
「世界一醜いクルマ」と呼ばれることもある小型MPV。マイナーチェンジ後の後期型は、前期型の反省から普通の顔つきに変えたが、そうすると逆に売れなくなったのが人生の不思議だ。
●フォード ka
欧州フォードが開発した2ドアハッチバック。シンプルな作りにすることで、日本仕様の新車価格も輸入車としては格安な150万円に。だが「MTのみ」というクセの強さで苦戦した。
PART 4:「クセつよ」なメーカー系コンプリートカー
●モデリスタ カセルタ(モデリスタ)
シャシーとボディの一部を組み立てた段階のMR-Sをラインから抜き、そこから1台ずつ手作りしたオープンスポーツ。MR-Sよりデカいが、車重は40kg増の1010kgに抑えている。
●トヨタ コンフォートGT-Z(TRD)
タクシーでおなじみのクラウン コンフォートに、最高出力160psのスーパーチャージャー付き2L・3S-FEエンジンをぶち込み、スポーツサスなども装備した60台限定の超クセ強車。
●ホンダ S660 ネオクラシック(ホンダアクセス)
ホンダアクセスが開発した「S660 Neo Classic KIT」に換装したホンダ S660。キット価格は税込み132万円と高額だったが、けっこうな数のクセ強S660ファンがキットを装着した。
●日産 マーチ ボレロ A30(オーテック)
トレッドを約90mm広げたマーチボレロに、さまざまな専用部品をインストールした手組みのHR16DE型エンジンを載せたオーテックジャパン渾身、30台限定の「正規改造車」だ。




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