クルマの電動化が加速する一方で、「旧いクルマに乗り続けたい」と考える人も多い。そんな中気になるニュースがホンダから飛び出した。2026年春から一部の生産終了車種向けに、純正互換部品のグローバル供給を開始するというのだ。さらに初代NSXには、新たなレストアプログラムが用意されるという情報も!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ホンダ
【画像ギャラリー】高根沢工場で作られる初代NSXの姿をもう一度見て!(12枚)画像ギャラリー「旧車を大事に乗る」時代の新提案
ホンダが発表したちょっと胸アツな取り組み。2026年春から、一部の生産終了車種向けに純正互換部品のグローバル供給を始めるという。旧車を維持するには部品が命。でも年数が経つとそれが難しくなる。そこにメーカー自ら手を差し伸べようというわけだ。
もともとホンダは、生産終了車への部品供給が難しくなることに危機感を抱き、代替部品の生産検討などを進めてきた。そんな中、工業製品の分野ではリマニュファクチャリングや3Dプリントといった新しい技術が生まれており、そうした進化が部品の継続供給に新しい可能性を生み出したという。
これらの動きが背中を押す形で、ホンダは機能や性能において品質基準を満たした部品を「純正互換部品」としてグローバルに供給することを決定したようだ。
こうなると対象となる生産終了車が気になるが、ホンダ広報部に聞いてみたところ「現時点ではお答えできない」とのこと。2025年秋頃には決定するそうなので、愛車が対象になるかドキドキしながら待ちたい。
初代NSXに贈る次なるステージ
この動きと並行して、ホンダは初代NSXの新しいレストアサービスもスタートさせる。もともとNSXには、1993年から続く伝統あるプログラム「NSXリフレッシュプラン」があるが、これを2025年夏に一度終了し、新たなプランに移行するのだという。
新プランでは、前述した純正互換部品も活用し、より多くの顧客に対応できる新たなサービスを提供するらしいから期待したい。
電気だ自動運転だと、クルマの領域では次々と“未来化”が進んでいるけれど、だからこそ“今ある愛車を未来へつなぐ”価値も大きくなっている気がする。
ホンダの新しい試みは、そんな思いを受け止めてくれる心強い一歩だ。旧車乗りの未来は、予想以上に明るいかもしれないぞ!














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