軽スポーツの走りって本当にハマる中毒性がある!! 今となってはホンダS660がいなくなったことでダイハツコペンは唯一の軽2シーターオープンモデル。しかし実は走りにこだわりをさらに見せたコペンクーペを知ってますか? ルーフにはカーボンFRP採用など作り込みはさすがすぎるでしょ……。
文:小鮒康一/画像:ダイハツ
【画像ギャラリー】今や貴重な軽2シーターオープンのコペンにはクーペがあった!! オープンモデルと見比べチェックだ!(26枚)画像ギャラリーコンセプトモデルが現実になったコペンクーペ
ホンダS660も惜しまれつつ終売となった現在、新車で購入することができる唯一の軽2シーターオープンモデルとなっているダイハツ コペン。現在は2014年に登場した2代目が現行型として生産・販売が続けられている。
そんなコペンは初代モデルから軽自動車でありながら、電動で開閉可能なアクティブトップを備えており、ボタン操作で気軽にオープンとクローズドを切り替えることができるのも魅力のひとつとなっているのだが、実はそんなコペンに固定ルーフを備えたクーペモデルが存在していたのだ。
コペンクーペが一般ユーザーの目に初めて触れたのは2016年に開催された東京オートサロンのことで、丸型ヘッドライトを備えたコペン セロをベースに流麗なクーペスタイルのボディを与えたものだった。
このときはあくまでコンセプトモデルに過ぎなかったコペンクーペであったが、会場での反響のあまりの大きさに実際に市販化計画がスタートし、2019年1月に200台限定でリリースすることにこぎ着けたのである。
作り込みにこだわりを見せる
このコペンクーペのルーフは通常モデルとは異なるエレガントなラインを描いているだけでなく、リアフェンダーになだらかに繋がる専用のスタイルとなっているのが特徴で、コペンにクーペ風のハードトップを被せたものではなく、クーペとしてしっかり開発されたことが伺える。
またこの専用のルーフ部分はレーシングカーなどにも用いられるカーボンFRPがおごられており、ここまで大きな一体式のカーボンパーツを手掛けるのはダイハツとしても初の試みで、生産を請け負ってくれるところを探すことからスタートしたんだとか。
さらにフロントガラスには視界領域への採用は世界初となる曇りにくいガラス「エグゼビュー」を採用したというのもコペンクーペのみの要素となっていた。
そんなコペンクーペは軽量なカーボンルーフと複雑な電動アクティブトップ機構が省かれたことで、車両重量が20kgも軽量となっており、走りの面でもレベルアップがなされていたのも見逃せないポイントだった。
当時は約250万円で販売されたコペンクーペだが、限定200台という希少性もあり、中古車として出てきた場合に新車価格を下回ることは稀となっているが、未だに再販される気配がないことを考えると欲しい人は今のうちに入手しておいた方がいいかもしれない。



























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