何もかも値上げ、値上げの昨今だが、耳を疑うような情報が入ってきた。ステランティスジャパンが2025年5月1日より、6ブランド計14モデルの価格を引き下げた。そう、「値下げ」なのだ!! このご時世に値下げを決定した狙いとは!?
※本稿は2025年6月のものです
文:片岡英明/写真:ステランティス ほか
初出:『ベストカー』2025年7月10日号
分かりやすいテコ入れ? 値下げ断行のステランティス
ステランティスジャパンは2025年5月1日より、フィアットやジープなど6ブランド計14モデルの価格を引き下げました。値下げ幅は消費税込みで10万~50万円。日本市場での販売の巻き返しを図る見通しです。
●片岡氏のコメント
3カ国にまたがる合従連衡から生まれたステランティスが、日本で低迷する販売のテコ入れのために思い切った手に出た。
ゴールデンウィークの真っ只中、ジープを筆頭に、6ブランドで一部車種の価格を改定すると発表したのである。しかも値上げではない。なんと大幅値下げなのだ。
ジープのほか、フィアット、シトロエン、DSオートモビル、プジョー、アルファロメオが値下げを断行する。改定幅がもっとも大きいのはアルファロメオのSUV、「トナーレ」で、50万円も安くなった。
今回のステランティスや、BEVのドルフィンとATTO3を30万円値下げしたBYDなど、輸入車の購入意欲を刺激する戦略にはビックリだね。













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