2025年上半期のクルマ関連ニュースで特に印象的だったのは、4月5日に廃止となった「KK線」こと東京高速道路。どこか懐かしさの残る銀座の街並みの中を走る道路がなくなるのは寂しいが、未来の東京の姿が楽しみでもある……。
※本稿は2025年6月のものです
文:片岡英明/写真:首都高速道路株式会社、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年7月26日号
時代の変わり目は少し寂しい
首都高と一体化し、都心の交通を支えてきた「KK線」こと東京高速道路が、この春で廃止となった。
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首都圏のドライバーにはお馴染みで、使う人も多かったKK線。しかし2025年4月5日に東銀座出口を除いて廃止となり、これと連なる八重洲線も2035年まで長期通行止めとなった。
廃止の理由は、日本橋区間の地下化事業のためだ。日本橋の上に被さるように通っている首都高は「日本橋の景観を台なしにしている」と指摘され、現在のKK線の地下部分に新たな道路を建設することにした。
KK線のあった部分は、いずれ歩行者中心の公共的空間に生まれ変わるそう。寂しいが今後に期待だ。







コメント
コメントの使い方60年以上も
日本橋の景観を台なしにしている
日本って、道路以前に考え直すこと多いんじゃねえか?
社会的なツケ(負債)は、帳消しになることなんてほとんど無いからね。