2025年1月30日に発表となったスズキの超人気車「ジムニーノマド」。発表直後に、国内月販目標1,200台の約42倍にあたる約5万台もの注文が殺到、たった4日で受注停止となってしまった。
筆者(吉川賢一)も、1月末に申し込みをしているのだが、納車時期はいまも未定。はたして、ジムニーノマドの販売はいつ再開されるのか。某スズキディーラーに聞いた、ジムニーノマドの最新事情をご紹介しよう。
文:吉川賢一/写真:SUZUKI
【画像ギャラリー】そろそろ買えるのか?発表からわずか4日で受注停止となった超人気車 スズキ「ジムニーノマド」(15枚)画像ギャラリー当初は夏ごろ納車予定だったが、その後「未定」に
2023年1月にインドで行われた「オートエキスポ2023」において、スズキの現地法人「マルチ・スズキ・インディア」が世界初公開した、ジムニー(日本でいうジムニーシエラ)の5ドア版。ファン待望の5ドア版とあって、登場直後から、日本登場がいまかいまかと期待されていた。
そこから2年が経過した2025年1月30日、ついに日本で「ジムニー ノマド」として発表された。ただ実はこの正式発表前から「そろそろ登場する」という情報がSNSで話題となっていた。スズキが「ジムニー シエラ」の納車待ちをしている顧客に「5ドア版が登場するけど、3ドアのシエラのままでよいですか?」といった旨の確認連絡をしていたからだ。
筆者はそのSNSの情報をみて、スズキディーラーに突撃。予約金5万円を支払い、(当時はまだ発表前だったので)仮予約をした。ノマド発表はそのおよそ1週間後だった。
筆者が仮予約をした際のディーラー担当者の説明では、「ジムニーシエラからの切り替え希望者の直後に並ぶことになる」ということで、納車については「2025年の夏ごろ」と聞いていた。しかしその後、納期は未定となってしまい、いまも未定のまま。今回あらためて申し込みを行った神奈川県内のスズキディーラーに確認してみても「いまだ見通しが立っていない」との回答。当然ながら、注文停止の状況も変わっていないという。
本来は、全国各地で実車展示会を行う予定だったようだが、そのためのクルマも、いまは全て購入希望者への納車へ充てている状況だという。それでも購入希望者への納車が思うように進まない状況に、ディーラー側も大変心苦しく感じているようだった。
7月~8月頃までにはシエラからの切り替え希望者への納車が完了
ただ、今後は少し状況が変わってくる見込みだ。スズキは、2025年5月30日に、ジムニーノマドのマルチ・スズキ・インディア社での生産を、7月より月間3,300台(目標販売台数1,200台に対し)に増産すると発表しており、スズキディーラー担当者によると、2024年7月~8月頃までにはシエラからの切り替え希望者への納車が完了する見込みとのことだ。筆者のジムニーノマドも、9月頃には納車となるのかもしれない。
街中でも見かけるようになり、つい先日も、近所のショッピングモールの駐車場で見かけることができた。ジャングルグリーン2のボディカラーのジムニーノマドだったが、リアドアに取り付けられた「ノマド」専用エンブレムがきらりと光り、ジムニーシエラより長くなったボディは存在感があり、フロントグリルにはカスタムも施されていて、明らかにシエラよりも存在感が増していた。憧れの一台を目にし、納車が待ち遠しい気持ちでいっぱいになった。


















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