世界のクルマ好きにその名を広く知られるアストンマーティン。2025年5月9日、同社初のPHEVスーパーカー、アストンマーティン ヴァルハラが日本公開。レッドブルレーシングと共同開発された「F1の遺伝子を持つPHEV」に迫った!!
※本稿は2025年6月のものです
文:大音安弘/写真:ベストカー編集部、アストンマーティン ほか
初出:『ベストカー』2025年7月26日号
F1技術をフィードバック
アストンマーティン ヴァルハラは、同社初となる量産ミドシップモデルかつPHEVであることが最大の特徴だ。
パワートレーンは、専用仕様となるドライサンプのメルセデスAMG製4L・V8ツインターボエンジンに、電気モーターを組み合わせることで、最高出力1079ps、最大トルク112.2kgmを発揮するモンスターだ。
電気モーターは、前輪に左右独立のものと、後輪用の8速DCTに内蔵したものの3基を搭載。前輪だけで走行するEVモードも用意されるが、これは国や地域によりEVしか走行できない環境下があるため。
走行の主体はエンジンで、電動ユニットを加速装置と前輪のトルクベクタリング機能として活用している。
その守備範囲は、公道からサーキットまでと広く、開発にはアストンのF1マシンの技術が積極的にフィードバックされている。
世界限定999台で、価格は1億2890万円だ。
●アストンマーティン ヴァルハラ 諸元表
・全長:4727mm
・全幅:2014mm
・全高:1161mm
・ホイールベース:2760mm
・車両重量:1550kg未満
・パワーユニット:V8ツインターボ+モーター
・総排気量:4000cc
・最高出力:1079ps/6700rpm
・最大トルク:112.2kgm
・価格:1億2890万円

















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