高速道路で突然の大雨…バシャッと水がかかって前がまったく見えなくなったらまず何をすればいい?

運転に危険を感じるようなら、最寄りのSAやPAに避難、もしくは最寄りのICから流出しよう

 視界が悪い中で運転を継続することはかなり怖いものですが、怖いからといって、路肩に停止することはできる限り避けてください。高速道路上で停止してしまうことは、追突や多重事故のリスクを高める行為です。運転に恐怖を感じるような状況であるなら、近くのサービスエリアやパーキングエリアに避難をするか、もしくは最寄りのインターチェンジで流出するという判断をしましょう。

 自車の存在を周囲により強くアピールするためには、ハザードランプを点灯させながら走行するのもよいと思います。やむを得ず停止する場合は、ヘッドライト(テールランプ)やハザードランプを点灯させたうえで、ブレーキも踏み続けてブレーキランプも点灯させ、後続車に最大限の注意喚起を行いましょう。

運転に危険を感じるようなら、最寄りのSAやPAに避難、もしくは最寄りのICから流出しよう(PHOTO:写真AC_ Drone-X)
運転に危険を感じるようなら、最寄りのSAやPAに避難、もしくは最寄りのICから流出しよう(PHOTO:写真AC_ Drone-X)

天候が不安定な時は、意識して情報を入手するようにしよう

 高速道路上では、情報板等で天候に関する情報が提供されていますので、最悪の状況に直面してしまう前に、サービスエリアやパーキングエリアに避難をしておく、もしくは高速道路から降りておくというのも選択肢のひとつです。

 そして、ゲリラ豪雨が発生しやすい時期は、出発前に天気予報を確認しておくことも重要です。気象庁は、1時間雨量が20ミリ以上でワイパーを速くしても見づらく、30ミリ以上ではハイドロプレーニング現象が発生、50ミリ以上ではクルマの運転は危険としています。

 豪雨に遭遇する危険が高い時は、クルマでの移動を控える、という判断も、ドライバーにとって大切な「安全運転」。いざというときに冷静な判断ができるよう、普段から安全に対する意識を高め、カーライフを安全に楽しんでください。
 

気象庁は、1時間雨量が20ミリ以上でワイパーを速くしても見づらく、30ミリ以上ではハイドロプレーニング現象が発生、50ミリ以上ではクルマの運転は危険としている(気象庁「雨の強さと降り方」より)
気象庁は、1時間雨量が20ミリ以上でワイパーを速くしても見づらく、30ミリ以上ではハイドロプレーニング現象が発生、50ミリ以上ではクルマの運転は危険としている(気象庁「雨の強さと降り方」より)
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