ホンダ大人気SUVヴェゼルに提言!! 今こそ「RS」を設定しましょう!! 売れるって絶対!

ホンダ大人気SUVヴェゼルに提言!! 今こそ「RS」を設定しましょう!! 売れるって絶対!

 ホンダの大人気SUVである「ヴェゼル」。2025年1月~6月の月間平均販売台数は5000台を超え、ホンダの国内ラインアップでは、フリードに次いで多く売れているモデルだ。なかでも、おしゃれな「PLaYパッケージ」とアウトドア志向の「HuNTパッケージ」が人気となっている。

 ただ、ここに走りにこだわったスポーツグレード「RS」も加われば、ヴェゼルは国内のコンパクトSUVにおいて、最強の地位をより確固たるものにできるのではないだろうか。

文:吉川賢一/写真:HONDA

【画像ギャラリー】走りの「RS」追加でコンパクトSUV最強を目指せ!! タイホンダが販売する「HR-V RS」(15枚)画像ギャラリー

おしゃれなPLaYとアウトドアのHuNT、あと足りないのは走りの「RS」だ!!

 現行型ヴェゼルは2021年4月に登場した2代目モデルだ。スポーティ路線で大ヒットした初代ヴェゼルの長所をしっかりと引き継ぎながら、視認性に配慮したシンプルなコクピットや広々とした室内空間を生む優れたパッケージング、扱いやすく低燃費で必要十分な性能を発揮するe:HEVパワートレインなど、どれをとっても高水準な仕上がりで、ドライブフィールも、高い静粛性やなめらかな加速、小気味よいコーナリング性能、穏やかな減速フィールと、同クラスのなかでもトップレベルを誇っている。

 内外装デザインも高く評価されており、デビュー当初から設定されている「PLaYパッケージ」は、「おしゃれ×さわやか」な雰囲気が人気を集め、一時は納車まで1年待ちの状況に。昨今は2024年4月に追加された「HuNT(ハント)パッケージ」も大人気となっており、アウトドアテイストを取り込んだ専用エクステリアや、上質な素材と差し色を組み合わせたインテリアの仕上がりは、PLaYとはまた違ったヴェゼルの魅力を引き出している。

 このように非常に完成度の高い現行ヴェゼルなのだが、初代ヴェゼルの「RS」のダイレクトでキビキビとしたハンドリングや、「ツーリング」の1.5L VTECターボのパワフルな加速フィールに魅力を感じていたヴェゼルファンとしては、やはり「走りに振ったヴェゼル」もみたいと思ってしまうところ。「おしゃれ」なPLaYと「アウトドア」のHuNT、そこに「走り」のRSが加わることは、ヴェゼルのコンパクトSUVとしての魅力をさらに引き上げてくれることにも繋がるはずだ。

2024年4月のマイナーチェンジで追加された「HuNT(ハント)パッケージ」。ルーフレールや専用アルミホイール、カッパー・メタリック塗装のフォグライトガーニッシュなどを専用装備
2024年4月のマイナーチェンジで追加された「HuNT(ハント)パッケージ」。ルーフレールや専用アルミホイール、カッパー・メタリック塗装のフォグライトガーニッシュなどを専用装備
ヴェゼルHuNTパッケージ。プライムスムース×ファブリックに、カーキ&ネイビーの専用カラーのコンビシートを装備したインテリアは、素材の見た目も質感もよく、とてもお洒落な雰囲気だ
ヴェゼルHuNTパッケージ。プライムスムース×ファブリックに、カーキ&ネイビーの専用カラーのコンビシートを装備したインテリアは、素材の見た目も質感もよく、とてもお洒落な雰囲気だ

タイには「RS」が存在する!!

 そんなヴェゼルだが、実は海外では、すでに「走りのRS」が登場している。タイの現行型ヴェゼル(現地名「HR-V」)には、エントリーグレードの「e:HEV E」と中間グレードの「e:HEV EL」のほか、上級グレードとして「e:HEV RS」が設定されているのだ。

 RS専用のフロントグリルやバンパー、フロントスポイラ―を装着しているほか、専用エンブレムやレッドのアクセントラインも随所に施されるなど、スポーティな見た目に仕上がっており、足回りには、日本仕様のe:HEV Zグレードと同じデザインのスポーティな18インチホイールを採用。大径タイヤ(225/50R18×7.5J)を組み合わせ、視覚的にも走りへの期待を高めている。インテリアも、ブラックを基調にレッドのパイピングをあしらうなど、分かりやすくスポーティな演出がなされおり、エクステリアとの統一感もばっちりだ。

 ただし、パワートレインは標準モデルと同じで、1.5Lエンジン+モーターのe:HEV(最高出力131PS、最大トルク253Nm)を搭載。チューニングも特に施されていないようで、タイのHR-V RSは、あくまで内外装に「スポーツテイスト」を加えたモデルだ。ただ、これをベースに、加速フィールを高めるパワートレインのリセッティングやキビキビとしたハンドリングを実現するためのスプリングやスタビライザー、ダンパーの強化、できればボディ剛性の向上なども施してくれれば、初代ヴェゼルの走りを忘れられない日本のファンにとって「待ってました!」といえるRSになるのではないだろうか。

タイホンダで販売されている、HR-V e:HEV RSグレード。タイヤは18インチサイズを装着する
タイホンダで販売されている、HR-V e:HEV RSグレード。タイヤは18インチサイズを装着する
専用フロントグリルや専用フロントバンパー、RSエンブレムなど、ベースモデルとは明らかにスポーティな印象である
専用フロントグリルや専用フロントバンパー、RSエンブレムなど、ベースモデルとは明らかにスポーティな印象である
インテリアには、ブラックを基調にレッドのパイピングラインを採用。わかりやすいスポーティ路線を演出している
インテリアには、ブラックを基調にレッドのパイピングラインを採用。わかりやすいスポーティ路線を演出している

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