■ジムニー
1970年に軽自動車で唯一のクロスカントリータイプの4WDモデルとして登場。2018年7月に20年ぶりにフルチェンジし、現在も軽自動車で唯一のクロスカントリータイプの4WDとして人気を得ている。新型は新開発のラダーフレームに、フロント縦置きエンジン、後輪駆動を基本レイアウトにした駆動系、副変速機付パートタイム4WDという基本メカニズムを採用、ブレーキLSDトラクションコントロールを全車に標準装備するなど、走破性能にも手抜きのないクルマづくりが特徴。パワーユニットも専用チューンのターボエンジンを開発。5速マニュアル、4速ATを選べる。従来からの荒路、砂地走破性の高さに、オンロード性能を向上させたSUVだ。
オンロードでの走行も快適にこなし、折り紙付きの悪路走破性だけでなく、高い日常性も備えている。
■スペーシア ギア
広い室内空間とアクティブなスタイルを融合させた軽ハイトワゴン。スペーシア/スペーシアカスタムに次ぐハイトワゴンのSUV。2018年12月にデビューした。外観は丸型ヘッドランプと、フロントグリル、前後バンパー、ルーフ、左右ドア下ガーニッシュをガンメタリック色に統一し、ルーフレールも標準装備。スタート時にモーターのみで走行できるマイルドハイブリッドをNA、ターボエンジンともに採用している。全高が高いのでカーブでの安定性が気になるかもしれないが、15インチタイヤのターボ仕様はかなり粘りのある走りを楽しませてくれる。安全性も車両前方、後方の衝突被害軽減ブレーキを標準装備するなど充実している。
丸目ライトとSUVらしいバンパーデザインを持ち、SUVテイストを持つ唯一の軽スーパーハイトワゴンとして多くの支持を集めている。
■イグニス
2016年1月にイグニスが発売されたとき、国産車には全長4mを切るコンパクトなSUVはなかった。この分野でもスズキは新しいジャンルを創出している。スタイリングの面でもボディギリギリに寄せた後輪とオーバーフェンダー気味の迫力あるリアビューは国産車ばなれしている。全車にマイルドハイブリッドエンジンを搭載し、FF車と4WD車を用意。4WD車は急な下り坂や雪道などでの走行をサポートする機能を備えるなど、オフロード使用に耐えられるSUVに仕上がっている。乗用車タイプだが後席はスライドし、荷室のアレンジも十分。2020年2月には専用の前後バンパーやルーフレールなどでSUVテイストを強めたハイブリッドMFも加わった。
街中に似合うスタイリングだがオフロード性能も有しており、コンパクトで使い勝手がよいなど、マルチな実力を持つ。
■クロスビー
2017年12月から発売されているクロスビーは、3気筒1Lターボエンジン+マイルドハイブリッドと6速ATを組み合わせた小型クロスオーバーワゴン。FFと4WDが選べるが、4WD車はスポーツ/スノーモードを採用。ぬかるみなどから発進をサポートするクリップコントロールや、急坂を下るときに車速を約7km/hに維持するヒルディセントコントロールなどを標準装備とした。高めの着座位置と、見晴らしのよい前方視界による操縦性のよさやクルマの周囲を立体的に360度確認できる3Dビューを採用するなど安全運転への支援も充実している。
コンパクトカークラスでは少数派であるトルコン6速ATを採用したことで、低速からなめらかな加速が味わえる。またキュートなスタイリングと高い使い勝手の両立もクロスビーの特徴。
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