クルマ関係に自由に使える100万円があったなら……安易にクルマを買い替えるより、クルマにまつわる体験を重視し、そちらにお金を使うのもアリだ。たとえば全国の自動車博物館を巡り、美味いものや良い宿を体験するのも有意義だ!!
※本稿は2025年7月のものです
文:伊達軍曹/写真:トヨタ、ホンダ、スズキ、マツダ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年8月10日号
100万円というお金を「体験価値」に投資する
結局のところ、人生において本当に大切なものとは「経験」であり、その経験によって「幸せ」を感じることだ。カーマニアにとってクルマはもちろん非常に大切なものではあるが、それすらも「経験と幸せ」を積んでいくための道具でしかないのである。
であるならば、いっそのこと中途半端なクルマに買い替えることは考えず、100万円というお金を「経験」に全振りしてしまうのも、自身の人生の幸せに大きく寄与するだろう。
100万円を使ってどんな経験を積んでもOKなのだが、カーマニアとしてはやはり「自動車博物館巡り」だろうか。そしてただ巡るだけでなく、そこへ行ったならば「その土地の名産」も堪能し、人生経験の幅と深みを増していきたいところである。
1回の博物館+グルメツアーでかかる費用は、場合にもよるが、4万円くらいだろうか。これを週イチで2年間楽しめば、コスト総額はおおむね100万円。これを行えば、中途半端なクルマに2年間乗ること以上に素敵な各種の経験を、貴殿の人生にもたらす結果になるだろう。
100万円かけてでも楽しみたい全国の自動車博物館&ご当地グルメ
●ホンダコレクションホール(栃木県)
世界唯一のホンダ公式ミュージアム。おすすめ地元グルメは蕎麦。
●サーキットの狼ミュージアム(茨城県)
作中に登場した数々のスーパーカーを展示。おすすめ地元グルメは常陸牛。
●スバルビジターセンター(群馬県)
歴代の名車20車を展示。工場見学も行える。おすすめ地元グルメは太田焼きそば。
●伊香保人形とおもちゃ 自動車博物館(群馬県)
数々の名車のほか昭和の街並みも楽しめる。おすすめ地元グルメは伊香保温泉の旅館メシ。もう泊まりがけだ!
●日産ヘリテージコレクション(神奈川県)
1930年代からの日産車を数百台収蔵。おすすめ地元グルメは大和芋。
●いすゞプラザ(神奈川県)
いすゞの働くクルマと乗用車を展示。おすすめ地元グルメは生しらす丼。
●日本自動車博物館(石川県)
黎明期から戦後までの約500台を収蔵。おすすめ地元グルメは小松塩焼きそば。
●スズキ歴史館(静岡県)
「ブロック塀越しに車を眺める少女像」は必見。おすすめ地元グルメはうなぎ料理各種。
●トヨタ博物館(愛知県)
世界のクルマの進化と文化を辿れる。おすすめ地元グルメはひつまぶし。
●三菱オートギャラリー(愛知県)
三菱ジープを含む50台をわかりやすく展示。おすすめ地元グルメは味噌煮込みうどん。
●マツダミュージアム(広島県)
ニューモデルのほか、ル・マン優勝車も展示。おすすめ地元グルメはお好み焼き、牡蠣。
















コメント
コメントの使い方昔、カローラ店で92レビンの商談した時、トヨタ博物館の招待券をもらったよ。でも、愛知万博でリニモが開通するまでは、アクセスが悪かったし、近隣の飲食店は今でも少ないので、ジブリパーク寄ったりIKEAでの買物を絡めた方がいい。
このなかで、茨城のサーキットの狼ミュージアムは開館日が少ないので、事前の確認が必要
群馬のスバルビジターセンターは、事前予約が必要