不定期的に開催している「ベストカー執筆陣が選ぶ日本車ランキング」の、2025年盛夏バージョンをお届けする。日本車スポーツモデル16台の中からランキングを決定。日本は意外とスポーツモデルが多いだけに混戦も必至か!?
※本稿は2025年7月のものです
文:片岡英明、斎藤 聡、西川 淳、岡本幸一郎、橋本洋平、ベストカー編集部/写真:マツダ、ホンダ、トヨタ、日産、スバル、レクサス、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年8月26日号
ベストカー執筆陣が選ぶ日本車スポーツモデルランキング
スポーツモデルであればボディ形状はなんでもアリで、走りを重視し、こだわっている日本車すべてを対象にしている。ハイパワー車からライトスポーツまで全16台の激戦だ。
珠玉のオープンカー(片岡英明)
スポーツモデルは、パワフルさだけでなく操る楽しさも重視される。ランキング上位は、納得のいく順位だ。
1位のロードスターはリア駆動のライトウエイトスポーツの醍醐味をストレートに感じる珠玉のオープンカー。登場から10年になるが、進化を実感できる。2位のシビックタイプRは、逆にFFスポーツの究極だ。刺激的な走りを満喫できる。
真逆のホットハッチがGRヤリスとGRカローラ。ラリーで勝つために開発され、ターボパワーを4WDによって上手に支配下に置き、意のままの走りを実現した。
6気筒ターボを積むフェアレディZとGRスープラは、上質かつ豪放なFRピュアスポーツだ。GR86とBRZも運転が楽しいFRスポーツクーペ。
作ってくれるだけで尊い(斎藤 聡)
現代の自動車社会でHOTなスポーツモデルを作ってくれるだけで尊いと思います。ロードスター、GRヤリス、GRカローラ、GRスープラ、フェアレディZに10点を投じたのですが、ほかのジャーナリストの皆さんも同じような気分だったのでしょう。
WRX S4が下位に沈んだのはひとえにCVTが理由でしょう。
それから、かつてスポーツセダンの代名詞だったスカイライン。足回りのセッティングが乗用車のままで残念。もっとスパルタンなセッティングを期待します。
レクサスRCは、とっても魅力的なクルマですが、いかんせんプラットフォームが古い。
といったわけで、このランキングは順当にまとまったと思います。
認めない人はいない(西川 淳)
ベスト10入りしたモデルが自分の評価と変わらず、上位陣も大差なし、ということで偉そうに言うつもりはありませんが、まずは順当な結果ではないか、と。
ロードスターを認めない人はいないんじゃないかな。これはもうずっと言い続けているんですけれど、アメリカにはコルベットが、ドイツには911があるように、日本にロードスターがあってよかった、というべき存在でしょう。
それにしてもトヨタ勢の勢いは凄い。もはやスポーツモデルを新規に作る余裕があるのってトヨタ系だけ、なんですね。
ホンダとか日産とか、もうちょっと頑張ってほしいけれど、カツカツのジェネラルブランドはスポーツカーなど作ってる場合じゃない、というだけのハナシ。
































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