アナタは知ってる？　知っておきたい自転車の交通ルール

自転車はどの信号に従う？

　自転車が従うべき信号はいろいろなケースがあるため知らないと違反で取り締まられる可能性がある。信号無視の反則金は5000円だ。

　自転車を運転中に注意すべき点は、車道を走っているのか、走行可能な歩道を走っているのかで違う点だ。

　基本は車両用信号機（三灯式）に従うが、歩行者用信号機に『歩行者・自転車専用』の表示があれば、それに従わなければいけない。特に歩者分離式などでは、表示を確認することが必要だ。

優先道路はどのように走る？

　特に運転免許のない人は優先道路の概念がない人も多い。非優先道路から優先道路に入る時は必ず一時停止!!　クルマのドライバーも優先道路だからと安心せず、無謀自転車への注意が必要となる。

自転車のハンドシグナルは必須？

　方向指示器のない自転車はハンドサインが道交法で義務付けられているが、それを怠ったから青キップとなるかは警察次第。しかし自分がこの後どうしようとしているのかを周囲に知らせる意味では知っておいて損はない。

　右折・右への進路変更、左折・左への進路変更、停止・徐行の3種類あるが、右左折の場合、右手と左手で意味が逆になるので注意が必要だ。

自転車運転者講習とは？

　信号無視、自転車運転中のスマホの使用等の違反、事故を3年以内に2回以上取り締まられた場合、公安委員会から『自動車運転者講習』の受講命令が出される。いわゆるペナルティポイントの累積というやつだ。

　対象となる事例としては、信号無視で青キップを切られ、その後3年以内に一時不停止などが要因で事故を起こした場合など。これにより3時間の講習が義務付けられ、講習料は6150円。

　注意すべきはこの受講命令を無視した場合だ。受講命令が出されて3カ月以内に受講しないと赤キップ対象となり、5万円以下の罰金が科されることになる。逃げ得はなく、厳罰となることをおぼえておこう。