老後暇すぎて困っているなら……クルマに時間をあてるのはどうですか!?

　中高年女性には、好きな歌手や俳優の「推し活」をしている人が多いらしい。我々カーマニアも、活き活きと輝く彼女たちを見習い、クルマの推し活……「ブー活」に勤しみたい！　ここでは「毎日が日曜日」世代に「ブー活」リハビリ編をお届け!!

※本稿は2025年7月のものです
文：清水草一／写真：ベストカー編集部、ダイハツ ほか
初出：『ベストカー』2025年8月26日号

ヒマすぎて困っているカーマニアへの提案

　読者のみなさんの中には、すでに退職して年金暮らしになったカーマニアも少なくないと想像する。毎日が日曜日ってやつに少し憧れる若い読者もいるだろう。

　しかし、憧がれられているほうは、暇すぎて困っているかもしれない。だったら、ブー活のリハビリ活動から始めよう！

　カーマニアだけに、愛車はあるはず。ただ、スーパーに買い物に行くだけの「スーパーカー」になっていたりする。

　まずはそのスーパーカーを洗ってみよう。「このクソ暑いなか、洗車なんかやってられるか！」って思うなら、数百円で済むドライブスルー洗車という手もある。クルマがキレイになるだけで、クルマ愛の復活が始まるはずだ。

　第2段階はドライブだ。行くところが思いつかないなら、郊外のファミレスを目指そう。どこでもいいから1時間くらい走って、ファミレスに入るのだ。

　ファミレスでは、できれば愛車が見える席に陣取り、店の迷惑にならない程度にドリンクバーで粘る。そのまま安いランチを食べたっていい。時間はたっぷりあるんだから、スマホで中古車を検索しまくって時間を忘れよう。現役時代には考えられなかった、ゼイタクすぎる時間だ。

　行き先のファミレスを変えれば、毎日だって行ける。毎日ドライブする目的ができるんだから、こんな楽しいことはない。日記代わりに、枯れた日常をSNSに投稿したっていい。

　こんなリハビリを続けていれば、復活したクルマ愛が、すくすく育つのを感じるはずだ。そして、次なる意欲が湧いてくる！