スカイラインよどこへ行く…? 復活が予告されたがなにしろ危機的状況にある日産…そんなヒマあるのか? 救世主になれるのか??

次期スカイラインは、日産が再び存在感を示すための重要な一手になる!!

 現実的に日産の経営を救ってくれる「救世主」となるのは、より多く売れるコンパクトカーやSUV、国内でいえばセレナクラスのミニバンなのかもしれないが、スカイラインは日産にとって欠くことのできないモデルであり、危機的状況にあるいまこそ、失ってはいけないモデルだと筆者は思う。

 2025年8月現在、北米インフィニティのホームページでは、日産が2023年10月に発表したBEVのコンセプトカー「ビジョンQe」が大々的に紹介されている。流麗で低くワイドなフォルムに、デジタルピアノキーライトとマシンドフィニッシュのホイールの組み合わせが印象的なこのビジョンQeが、次期スカイライン(Q50)のベースとなるのは間違いなく、ここにテレビCMでも放映されているハンズフリーで危険物を回避するあの自動運転技術(緊急回避支援技術)を備えた、条件付き「自動運転レベル3」の超先進車に(次期スカイラインは)なると筆者は予想している。

 日産が誇る先進技術をいち早く搭載し、世界に再びその名を轟かせることこそが、次期スカイラインの使命。たとえ売り上げへの貢献度は低くても、ブランドを支える基盤として、次期スカイラインが、日産が再び存在感を示すための重要な一手になる可能性は十分にあると思う。日産がその役割をどう位置づけ、次期スカイラインをどう仕立てるのか。今秋開催のジャパンモビリティショー2025で何らかの続報に触れることができることを期待したい!!

日産グローバル本社ギャラリーに展示されていたビジョンQe。全高が低く、流麗なデザインもカッコよい!!
日産グローバル本社ギャラリーに展示されていたビジョンQe。全高が低く、流麗なデザインもカッコよい!!
丸目四灯のテールランプは確認できないが、一文字のテールランプやINFINITIのイニシャル、ボリューム感あふれるリアスタイルなど、秀逸なデザインのクーペセダンだ
丸目四灯のテールランプは確認できないが、一文字のテールランプやINFINITIのイニシャル、ボリューム感あふれるリアスタイルなど、秀逸なデザインのクーペセダンだ
北米インフィニティのホームページで公開されている、ビジョンQeのサイドシルエット
北米インフィニティのホームページで公開されている、ビジョンQeのサイドシルエット
リアテールランプは、昨今のインフィニティモデルが採用しているピアノデザインを進化させたような造形だ。丸目4灯のテールランプを入れ込んでも似合うのでは!??
リアテールランプは、昨今のインフィニティモデルが採用しているピアノデザインを進化させたような造形だ。丸目4灯のテールランプを入れ込んでも似合うのでは!??
【画像ギャラリー】今後どうなる?次期型の行方は?? 日産が誇る伝統的なスポーツセダン「スカイライン」(26枚)画像ギャラリー

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

GRスターレットは次期型ヤリス!? 2025年に出たクルマをALL CHECK!『ベストカー1.10号発売!』

GRスターレットは次期型ヤリス!? 2025年に出たクルマをALL CHECK!『ベストカー1.10号発売!』

 12月に入り、いよいよ今年もラストスパート。2025年は新型車ラッシュに加え、JMS2025をはじ…