クルマで遊べる場所が日本にはまだまだ少ないが、中国BYDが鄭州にすごいものを作った。オールテレーン（全地形型）サーキットと銘打っているが、サーキットというよりこれはもうクルマの遊園地じゃないの!!
文：ベストカーWeb編集部／写真
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世界最大の砂丘すべり台!? 水上ライド!? クルマ版アトラクションが勢ぞろい
BYDが新しく開いたNEV（新エネルギー車）専用サーキットは、まるで体験型アトラクションのショールームだ。まず注目は落差29.6メートル、傾斜28度の屋内砂丘。ギネス認定を受けたこの巨大な“砂丘すべり台”では、6,200トンもの砂を使ってモンゴル自治区アラシャー砂漠を完全再現。NEVで挑むその迫力はまさに絶叫マシン級だ。
さらに目を奪うのが全長70メートルの渡河プール。高級SUV「仰望U8（ヤンワン ユーエイト）」専用で、車が水中を前進・旋回・後退する様子をガラス越しに観察できる。まるで水族館のショーとジェットコースターを合体させたような体験だ。
ほかにも氷上体験ができる「キックプレート」や、直径44メートルの「低摩擦サークル」で楽しむドリフト走行など、どれも安全教育と遊び心をミックスした仕掛けばかり。ここは“クルマ版テーマパーク”と呼んで差し支えない。
レース、オフロード、キャンプ！ クルマ好きの夢を全部叶える
スピードを楽しみたいなら、全長1,758メートルのレーストラックへ。9つのカーブと550メートルの直線で思う存分アクセルを踏めば、まるでレース気分が味わえる。さらに1万5300平方メートルのダイナミックパドックでは、スラロームやエルクテスト、自動駐車などのADAS体験ができ、教習所と遊園地を足して2で割ったようなユニークさが光る。
アウトドア派には27種類のオフロードコースも用意。都市型SUVでも安心して走破できる初級コースから、上級向けの本格ルートまで揃っており、さらにキャンプエリアまで完備。サーキットに来たのにテントを張って遊べるなんて、世界広しといえども珍しい。
BYDは鄭州だけでなく、合肥や紹興にも同様の施設を展開予定だという。同時に100万人規模でレース文化を広め、100人のプロドライバー育成を目指すプログラムも始動するとのこと。
走る、学ぶ、遊ぶ、泊まる――全部がそろったこの“クルマの遊園地”、日本にあったら絶対人気スポットになること間違いなしだ！ 日本にもほしいぞ!!
コメント
コメントの使い方これは楽しそうですね。愛車の頼もしさを体で体験できそうです。
この規模のものは今の中国・アメリカ・サウジくらいしか作れないでしょうけど、
日本にも実は各所に、体験に行けるオフロードコースは存在します。自然相手なので予約できる時期は決まっていた李しますが、ぜひ調べてみてほしいです。