発売まで秒読み状態となったホンダの新型プレリュード。値段や性能、コンセプトなどについて多くの人が意見を述べているが、その分注目度の高さがうかがえる。良くも悪くもプレリュードといえばデートカーと言われるが、当時ライバル扱いだったシルビアやソアラがもし復活するなら! みなさんは、なにを求めるだろうか?
文:佐々木 亘/画像:ホンダ、トヨタ、日産、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】プレリュードもシルビアもソアラも…… デートカーって軟派に見えるけど意外と走りもよくて硬派なのよ!!(20枚)画像ギャラリー名車の復活に天晴れ! トヨタ・日産もプレリュードに続け!
2025年9月発売が正式に発表された新型プレリュード。かつて一世を風靡したデートカーが、新たな高揚感と日常を超える特別な時間を提供するため帰ってきた。
伸びやかなプロポーションのボディデザインに、シビックタイプR譲りのデュアルアクシス・フロントサスペンション、e:HEVを搭載したハイブリッドスポーツとしても注目の1台。24年ぶりに復活するプレリュードは、多くのファンを魅了していくだろう。
プレリュード復活で期待されるのが、トヨタ・日産の誇るデートカーたちの復活だ。2代目ソアラや5代目シルビアが現代に復活し、令和のデートカーが揃い踏みとなる日は近いのか。
端正なフォルムに最新装備満載で! 屋根も開けたい令和のソアラ
デートカーとして、プレリュードと人気を分け合っていたのが2代目ソアラだった。
ロングノーズ&ショートデッキで、全てのウィンドウに三次曲面ガラスをしたフラッシュサーフェス・キャノピーは、ソアラの流麗なフォルムを引き立てる。グリルやサイドモールにはクリスタル素材を使用し、光沢感があった。豪華なクルマという表現が、非常に良く似合うクルマだ。
プレリュード復活で、ソアラ復活の熱も高まっているはず。復活時には、端正なエクステリアデザインをしっかりと踏襲してほしいところ。内装ではメーターへのこだわりを忘れずに。当時のスペースビジョンメーターに負けないような、フル液晶で驚きのあるデザインを所望する。運転席に座った時の高揚感も、ソアラに必要なエッセンスだからだ。
デートカーならオープンカーになればなおよし!
また、ソアラなら電動メタルトップも備えてほしい。4代目ソアラやレクサス SCではお馴染みであり、オープンカーにならなきゃソアラじゃないというファンも多いと思う。デートカーとして人気だった2代目でも、1989年に電動開閉式ハードトップの先駆けとなるエアロキャビンが発売された。
レクサス RCのルーフが開けば、現代版ソアラと言えなくもいなかったが、RCは2ドアクーペのまま2025年11月に生産を終了する。
次期型があるのかはまだ不明だが、是非オープンカーにしてソアラやSCの車名を復活させてくれたら、令和のデートカーも復活と言えるのではないだろうか。是非ともプレリュードの後を追って、新型ソアラやSCにもデビューしてもらいたい。
お手頃でカッコいいFRであることがシルビアの宿命
1988年にデビューしたのが、5代目となるS13型シルビア。プレリュードに追いつけ追い越せと、ボディスタイルを徹底的に磨き上げた。低くて長いボンネットや水平基調のキャラクターラインは、シンプルながら美しい。ヘッドランプ中央のクリアガーニッシュがお洒落で、当時のグッドデザイン賞も受賞したクルマだ。
シルビアの特徴は外観が美しいことと、当時170万円中盤から200万円台前半という価格で、本格的なFRモデルを購入できたところにある。デートカーとしてはもちろん、多くのドリフターたちの心も熱くしたのがシルビアだった。当時は、プレリュードよりも若干硬派なデートカーだったのである。
GT-Rが2025年モデルをもって終了し、スポーツ・スペシャリティカーでは元気のない日産。日産のスポーツカー復活をかけて、フェアレディZよりも安価で、チューニングを楽しめるクルマをシルビアとして復活させてほしいところ。
クルマの立ち位置としてはトヨタ86・スバルBRZのような場所だ。FRが実現できるならe-POWERや電気自動車になっても面白そう。
























コメント
コメントの使い方シルビアは本当に復活してほしいですね。噂が立つたびに色めき立ちました。IDxやFORIAはコンセプト止まりであっても大好きです。
一方でソアラはLCでしょう。オープンモデルすら復活しているのだから、もう半年もない買える内にムリしてでも買っておくべきです。