「レトロモダンなデザインで人気獲得を目指したが」 シボレー・HHR

シボレーが2006年に発表したユニークなワゴンモデルがHHR。
箱型シルエットのクラシカルなデザインは1949年式のシボレー・サバーバンを現代風にアレンジしたもので、最大の見どころはもちろんそのルックス。ボディサイズも全長4.5m、全幅1.76mと、日本でも扱いやすい大きさだ。
思い切ったエクスエリアとは裏腹に、インテリアは良くも悪くもフツー。ただ、フレキシブルに使えるラゲッジスペースなど、優れたユーティリティ性は大きな魅力だろう。
日本への導入は2007年春から。しかし、本国では一定の人気を獲得したものの日本でブレイクすることはなく2011年に販売終了。
狙いやコンセプトは良かったが、左ハンドルのみだったことや国産車と比べて高いプライス、質感の低さなどがマイナスポイントだったようだ。
レトロブームの今ならもっと売れていたかも!?
「GM渾身の新ブランドは4年で日本から撤退」 サターン・Sシリーズ
「礼をつくす会社、礼をつくすクルマ」をキャッチフレーズに、1997年に日本へ進出したサターン。
1985年にGMが設立したブランドで、単独のディーラー(サターンではリテーラーと呼ぶ)を持ち、過度な声がけをしないノンプレッシャー営業や値引きなしのワンプライス制を採用するなど、ユニークかつ斬新な販売方法で注目を集めた。
日本での取扱車種は小型のSシリーズのみで、セダンのSL2、ワゴンのSW2、クーペのSC2を用意。個性的なデザインとともに、国産車と同等の価格も魅力だった。
しかし、クルマのデキは悪くなかったもののデザインと低価格戦略以外の魅力が薄く、さらに車種の少なさや販売網の脆弱さも手伝い業績不振に。そして、わずか4年で日本から撤退してしまったのである。
アメリカ車のネガである、大きすぎるボディや高い車両価格を払拭しても、結局は日本人に受け入れられなかったのだ。
「手頃なサイズのSUVだって日本では苦戦中」 キャデラック・XT4
昔から「デカい」イメージが強いキャデラックだが、最近のモデルはそうとも限らない。2018年に登場したXT4はブランド初のコンパクトSUVだ。
最新キャデラックのデザインを汲むスタイリングは前衛的で、ひと昔前の野暮ったい印象は皆無。インテリアだって洗練された空間になっている。
搭載される2リッター直4ターボは気筒休止システムやアイドリングストップを採用して低燃費を実現。先進の安全機能と運転支援システムを装備するなど、商品力はかなり高い。
XT4はCセグメントとして扱われるものの、サイズ的には実質Dセグメント。国産車ではRAV4やCX-5あたりがライバルとなる。
SUVのなかでも注目のクラスゆえXT4も人気が出るかと思いきや、かなり苦戦している模様。価格の高さもあるが、やはりアメリカ車ということが影響しているのか。今後の巻き返しに注目だ。
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コメント
コメントの使い方クライスラー・クロスフィアは、個人的にフォルムが大好きな車です。
FRクーペ、シューティングブレークっぽいラインが、それだけで所有欲をそそります。
他のアメ車は、潜って下から見たり、ボンネット開けると無駄な空間が多すぎて、どうも好きになれません。
使っていると、ドアの作り、室内空間や収納なども、なぜこうした?と疑問が出てくるところだらけです