まだスマホすら普及途上だった時代に「クルマと会話する未来」を提示するとは…日産PIVO2は凄いやつだった

超高齢化社会の救世主にもなってくれるのでは?

 駐車や狭い道での操作負担を大幅に軽減し、ドライバーを常に見守ってくれるこのPIVO2、そしてPIVO3があれば、たとえばクルマが唯一の移動手段となっている地方に住む高齢者の「移動の自由」を確保できる可能性があります。移動中の話し相手になってくれれば、精神的な支えにもなってくれるでしょう。

 運転を続けたい高齢者が、安心してクルマを使い続けることができるという、超高齢化社会に適した要素も、このPIVO2・PIVO3には盛り込まれていたと感じます。

東京モーターショー2011に出展された「PIVO3」。スマホ操作でクルマが自動で迎えに来てくれたり、降車後には自動で駐車場に移動するという、「未来のカーライフ」を見せてくれた
東京モーターショー2011に出展された「PIVO3」。スマホ操作でクルマが自動で迎えに来てくれたり、降車後には自動で駐車場に移動するという、「未来のカーライフ」を見せてくれた

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 PIVO2が登場してから17年以上が経ちましたが、当時描かれた未来像は、いま着実に現実化しつつあります。AIによる運転支援やコミュニケーション機能、自在なEVパッケージングは、2025年のモビリティの最前線に直結する要素ばかりです。はたして日産は、今年秋に開催される「ジャパンモビリティショー2025」ではどんな「次の未来」を示してくれるのか、非常に楽しみです。

【画像ギャラリー】日産が東京モーターショーに出展した「PIVO」シリーズ(10枚)画像ギャラリー

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