全モデル共通の変更点は?
全グレード共通の変更点としては、フロントグリルのデザインを変更、その左右にある開口部のえぐれが強調され、シグネチャーランプが常時点灯式になった。
装備面ではインフォテインメントにグーグルを採用、自然な音声で各種操作が可能になったほか、インテリジェントアラウンドモニターに新視点が導入された。
エクストレイルNISMO ショートインプレッション
NISMOのチューニングとしてまず挙げられるのが前後モーターの駆動や回生、エンジン制御を統合コントロールするVCMとe-4ORCEの味付けだ。
コーナーからの立ち上がりが明らかに速く、リアからグイグイ押される感触がある。もともとエクストレイルのリアモーターは国産最強クラスのトルクを備えているが、その立ち上がりがさらに鋭くなった印象だ。
足回りも専用スプリングとカヤバ製のショックアブソーバー「スイングバルブ」の採用で変わっている。
ロールなどダンパーの動きが遅い時はしっかりと、ガタピシ路面などダンパーの動きが速い時はやさしく働き、乗り味はスポーティだがジェントル。
実はこのサスチューン、AUTECHスポーツスペックにも与えられているのだが、NISMOはハイグリップタイヤを装着しているため乗り味はかなり違う。
エコ、オート、スポーツという3つのドライブモードにおける前後駆動配分のチューニングも変わっている。
大前提である「安全」領域からもう一歩踏み出し、雪上のファン・トゥ・ドライブを可能にしたという話だが、これはもはやエンジン駆動車で敵う領域では、おそらくない。
その意味で僕は電動化四駆には素晴らしい未来があると信じているのだが、冬場の試乗がめちゃめちゃ楽しみになるチューニングだった。

コメント
コメントの使い方ハリアーより2年新しいエクストレイルはさすがに走りの面では3枚ほど上手。足りないのはブランド力。
RAV4ハリアーにはブランド力や燃費では敵わないが、走行性能では一歩も二歩も先を行ってて、揺れを抑えたコンフォートからもう物理を越えたコーナリングをみせるスポーツまで電制4WDの凄さはアテーサなどで培った技術の賜物。がんばれ日産。