今年の6月3日「ミスタージャイアンツ」こと、長嶋茂雄終身名誉監督が89歳でこの世を去りました。いち野球選手を越えた存在として、大きな足跡を残した長嶋氏の逝去は、多くの人々の涙を誘いましたが、一見関係のないと思われる場所にも多くのファンが訪れています。それがスズキ本社に隣接するスズキ歴史館。長嶋氏の直筆サインが入った、初代MRワゴンがあるのです。
文/写真:奥野大志(Team Gori)
長嶋茂雄さんと星野仙一さんのサインが入ったMRワゴンがある
長嶋氏の直筆サインが入ったクルマは、スズキ歴史館の3階にあります。車種は2001年に発表されたMRワゴン。スズキ提供のラジオ番組に長嶋氏が出演した際、ボンネットにサインをもらったそうです。その番組には元野球選手で、中日や阪神の監督として活躍した星野仙一さんも出演しており、両名の直筆サインが入っています。
スズキによると、この車両は以前から展示していたそうですが、長嶋さん逝去を受け、SNSでこの車両の存在が広く知られることに。サイン目当てに来館する人も増え、ちょっとしたスポットになっているそう。確かに、長嶋氏の直筆サイン(しかも星野氏と一緒に)を見られるところは日本中探してもなかなかないはずです。
スズキ歴史館へのアクセスはJR浜松駅からタクシーに乗るか(2500円程度)、JR高塚駅から徒歩で行けます。もちろん、駐車場完備なので、クルマで行くことも可能。入館は無料ですが、事前予約は必要なので、ホームページでご確認ください。
有名人のサインの入った展示車両は他にもある
実はスズキ歴史館では、MRワゴンの他にも有名人の直筆サインが入った展示車を見ることができます。それが1988年のビターラ(日本名エスクード)。このビターラはドイツで販売された「エルトン・ジョンモデル」で、なんとイギリスのミュージシャン、エルトン・ジョンさんの直筆サインが入っているのです。
直筆サインはふたつで、ボンネットとドアに大きく入っています。また、エルトン・ジョンにちなみ、ピアノを模したデザインの装飾がボンネットとBピラーに施されており、なかなかお目にかかれない一台となっています。
さらに二輪車では、ロードレース世界グランプリのチャンピオンに輝いた、ケビン・シュワンツさんの直筆サイン入りのRGV-γ500を見ることができます。カーナンバー34をつけたシュワンツ氏の活躍は、おじさん世代にはおなじみ。スズキ歴史館に足を運び、有名人の活躍に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか?







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