ほんの少し前まで、クルマといえばこの形! だったセダンだが、かなり数を減らしている。ここに登場するラインナップを見て「これだけしかない」と捉えるか「こんなにある」と捉えるかは置いておいて……何位でもいい、存在に感謝だ!!
※本稿は2025年8月のものです
文:清水草一/写真:トヨタ、レクサス、マツダ、スバル、ホンダ、日産
初出:『ベストカー』2025年9月26日号
国産セダン販売台数ランキング
セダン冬の時代と言われて久しい。セダンのモデル数は減るいっぽうで、セダンが一台もないメーカーも増えている。セダンがまだ頑張ってるのは、ドイツ御三家とトヨタだけ……。
●国産セダン販売台数ランキング(2025年1月〜6月)
・第1位:トヨタ カローラ(5640台)
・第2位:トヨタ クラウンクロスオーバー(5570台)
・第3位:トヨタ クラウンセダン(3670台)
・第4位:トヨタ カローラアクシオ(2950台)
・第5位:レクサス IS(1969台)
・第6位:マツダ MAZDA3 セダン(1390台)
・第7位:スバル WRX S4(1174台)
・第8位:レクサス ES(1041台)
・第9位:ホンダ アコード(959台)
・第10位:日産 スカイライン(715台)
・第11位:レクサス LS(594台)
・第12位:トヨタ センチュリーセダン(75台)
・第13位:トヨタ MIRAI(41台)
上の販売台数が月販ではなく、2025年の1月から6月の累計と知ると、嫌でも日本におけるセダンカテゴリーの衰退を思い知らされる。
というわけで1位はやはりカローラ。月平均900台以上売れているのは、今のセダンを取り巻く環境を考えれば立派なもの。いつの時代も日本のセダンの基本はカローラということなのだろう。
6カ月で1万1518台を販売したシビックをセダンカテゴリーに入れてしまおうかと思ったが、あれは残念ながらハッチバック。先代にはセダンがあったんだけど、現行のセダンは日本に入ってないんだよね。
2位、3位、4位はクラウン/カローラ系。5位にレクサス ISが食い込み、それに続いたのがマツダ 3セダンだ。街ではほとんど見かけないけど、セダンに限定すれば第6位と健闘している。
そして第7位は、WRX S4! MTの設定がなくなって以来、WRX熱は大幅に冷めた感があるが、それでも7位。乗ると凄くイイんだよね……。
最下位はMIRAIでした。是非もなし。
レクサス各モデル(セダンに限らず)はどうだ?
どれがどれだか見分けるのが難しいレクサスだが、1位のNXはじめ、トップ3はやはりSUVだ。
●レクサス販売台数ランキング(2025年1月〜6月)
・第1位:NX(1万4942台)
・第2位:LBX(1万903台)
・第3位:RX(6049台)
・第4位:LM(3752台)
・第5位:UX(2687台)
・第6位:IS(1969台)
・第7位:ES(1041台)
・第8位:GX(753台)
・第9位:LS(594台)
・第10位:LX(526台)
・第11位:LC(349台)
・第12位:RC(329台)
・第13位:RZ(152台)




























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