【激安か? 長持ちか?】アジアンスタッドレスタイヤよりもオールシーズンタイヤが正解!?

オールシーズンタイヤがおススメなケースとは?

ヨコハマタイヤのオールシーズンタイヤBluEarth-4S AW21。205/60R16サイズは1万8000円とスタッドレスタイヤのiceGUARD 6 iG60の同サイズより2400円安い。BluEarth-4Sの側面には「M+S」表記とスノーフレークマークが入る。欧州でのスノータイヤとして認証を受けたタイヤとなっており、日本展開の製品も欧州と同様スペックのもの
ヨコハマタイヤのオールシーズンタイヤBluEarth-4S AW21。205/60R16サイズは1万8000円とスタッドレスタイヤのiceGUARD 6 iG60の同サイズより2400円安い。BluEarth-4Sの側面には「M+S」表記とスノーフレークマークが入る。欧州でのスノータイヤとして認証を受けたタイヤとなっており、日本展開の製品も欧州と同様スペックのもの
※「冬用タイヤ規制」では通行可能だが「チェーン規制」の際にはチェーン装着が必要。また「チェーン規制」の際には、いかなるタイヤ(スタッドレスタイヤ含む)もチェーン装着が必要。ヨコハマタイヤでは、『「BluEarth-4S AW21」は優れた雪上性能を保有していますが、スタッドレスタイヤではありません。凍結路面や過酷な積雪路面ではスタッドレスタイヤを装着してください』としている(出典:ヨコハマタイヤ)
※「冬用タイヤ規制」では通行可能だが「チェーン規制」の際にはチェーン装着が必要。また「チェーン規制」の際には、いかなるタイヤ(スタッドレスタイヤ含む)もチェーン装着が必要。ヨコハマタイヤでは、『「BluEarth-4S AW21」は優れた雪上性能を保有していますが、スタッドレスタイヤではありません。凍結路面や過酷な積雪路面ではスタッドレスタイヤを装着してください』としている(出典:ヨコハマタイヤ)

■スタッドレスタイヤとオールシーズンタイヤの主な違い

(出典:オートバックス)

 毎年必ず雪が道路に積もる訳ではないので、使うかどうか分からないから安いものを買うという考え方なら、スタッドレスタイヤ、それも氷雪性能の低い安ものを買うのは無駄な出費になりかねない。

 関東以西在住のドライバーであれば、夏タイヤにオールシーズンタイヤを選ぶというのも、リーズナブルに安心を手に入れる方法だ。

 オールシーズンタイヤは文字通り、1年を通して使えるタイヤで、夏タイヤと冬タイヤの機能を併せ持っている。

 さすがに氷上性能は最新のスタッドレスタイヤとは比べるまでもないが、夏タイヤのようにスリップして発進不能になることはない。

 圧雪から日中の気温で表面が溶けてガチガチに凍っているような路面では、十分に気を付けて速度を控えめにして、ブレーキも早めにそろりと踏めば十分に止まってくれる。

 先日、最新のオールシーズンタイヤを氷上で試す機会を得たが、激安スタッドレスタイヤの氷上性能と遜色ないという感触だった。

 それに筆者はかつて関東で大雪に見舞われた冬にオールシーズンタイヤを履いていて、ずいぶんと助かった経験がある。

 クルマを通勤に利用していないドライバーでも買い物や子供の送り迎えなどで、雪が降ってもクルマを使わなければならない機会はあるものだ。

 そんな時でもオールシーズンタイヤを履いていれば、タイヤチェーンを捲いたり、タイヤ販売店に慌てて駆け込まなくも済むのは、雪が降りそうになってもかなり気持ちに余裕ができる。

 特に今年のように暖冬でなおかつ雪が降らないような冬だった場合、スタッドレスタイヤは出番がなく丸1年寝かせっ放しになる可能性が高い。

 それはタイヤの劣化を進めてしまう原因の一つだ。外気温が7度以下であれば冬タイヤに履き替えた方がグリップ性能は高いが、手間を考えるとついついそのまま夏タイヤを走ってしまいがちだ。

 それならオールシーズンタイヤの方が無駄にならないことになる。

 夏タイヤにこだわるユーザーは、オールシーズンタイヤを履くことに抵抗があるかもしれない。

 スポーツラジアルはグリップ力に優れるのでクルマの動きが鋭くなって運転がより楽しくなるし、エコタイヤなら燃費性能をより追求できる。

 それらと冬道での安心感を含めて比べて、冬用にもう1セットタイヤホイールを確保する必要がないオールシーズンタイヤがコスパ面で有利なドライバーも少なくないのではないだろうか。

【画像ギャラリー】韓国、中国、台湾ほかアジアンタイヤ詳細写真

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