日産エルグランドの現行モデル、E52型は2010年に登場。15年の長期にわたり、改良を行いながら熟成を重ねてきた。新型エルグランドの登場が迫る今、中古車の買い時タイミングが到来した。最新情報をお届けしよう。
文:デグナー12(Team Gori)/写真:日産自動車
【画像ギャラリー】現行型でも十分豪華!! 日産エルグランドの推しポイント(3枚)画像ギャラリーV6、直4問わず、中古車にお買い得感が出てきた
中古のエルグランドの価格降下が顕著だ。人気の250ハイウェイスターS(2.5L直4・FF)の新車価格は約380万円だったが、現在の中古車市場では走行5万km程の個体が200万円前後から見つかる。同様に350ハイウェイスタープレミアム(3.5L V6)の新車は約500万円だったが、程度の良い個体で250〜300万円程度。新型登場直前だからこそ、お買い得感が出てきた。
エルグランドの魅力は室内空間の充実で、助手席と2列目にはオットマン付きキャプテンシートを採用。背もたれの厚みや座面の長さはまさに「移動するリビング」といえる。
3列目シートも大きくて分厚い割に十分なレッグスペースがあるため、大人6人が移動するのに十分。低床フロアで後席の乗降性に優れているところも良い。
装備面ではグレードによってプラズマクラスター搭載フルオートエアコン、クイックコンフォートシートヒーター、本革シート、BOSEサラウンドシステムなど、上級セダン顔負けの快適アイテムがそろう。
家族旅行から、ビジネスの送迎まで幅広く対応できる懐の深さは、現行エルグランドならではの強み。サンルーフ仕様を選べば開放感も抜群だろう。
トルクフルなエンジン特性とロングホイールベースによるフラットな乗り心地
走行性能にも触れておきたい。2.5L 直列4気筒(170ps)を搭載する標準モデルも悪くないが、魅力なのは3.5L V6(280ps)搭載車。力強く滑らかな回転フィールを実現しており、高速道路では余裕たっぷりなのはもちろん、ヒッチメンバーを装着してけん引する場面でもトルク不足は感じないだろう。
一方で燃費はWLTCモードで3.5Lが8.7km/L。ハイオク仕様であることや、その他のハイブリッドミニバンが二ケタ燃費を実現していることを考えればお財布には厳しい。エンジンは今では希少な存在ではあるが、時代を感じるところだ。
乗り心地は3mのロングホイールベースを活かした足まわりに仕上がっており、長距離でもフラット。その分、最小回転半径は5.7mと大きいが、視界の良さとカメラの恩恵で実際に乗ってみると、それほど苦にならない。
新型に注目が注がれるが、現行モデルも決して悪くない
新型エルグランドは既にe-POWERの採用が発表。燃費性能や静粛性の向上が期待される。しかしその分、車両価格の上昇は避けられないだろう。現行型はプロパイロットこそ備えていないものの、ACCをはじめとする先進安全装備を装備しており、日常ユースに支障はない。
つまり、今は豪華かつ快適なミニバンを手頃な価格で入手できるタイミング。デザインは今なお風格を失わず、熟成を重ねた安心感も魅力だ。モデルチェンジ前に現行エルグランドを選ぶことは単なる節約に留まらないことをお伝えしたい。
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コメント
コメントの使い方私の52エルグラウンド3.5ハイウェイスタープレミアムに4wdだけどリッター約9キロから10キロは走りますね、速度出す方だけれど満足していますが、やはりパワーあるので後輪駆動のほうが良いですね、急発進時フロント浮くし、ホイールスピンしやすいし、それ以外は良いです。