自動車デザインには「似ているもの」がたまに出現する。偶然似てしまうものもあれば、「これは真似してるよね」というものも……。ダイハツ ブーン スポルザ リミテッドパッケージは有名なあのクルマを「オマージュ」している!?
※本稿は2025年9月のものです
文:長谷川 敦/写真:ダイハツ ほか
初出:『ベストカー』2025年10月10日号
狙いはわかる! でも似ているのは外観のみ
●後発:ダイハツ ブーン(スポルザ リミテッドパッケージ) 本家:BMW ミニ ジョンクーパーワークス
クラシックミニに「そっくり! 似てる!」とよく言われていたのが、1999年登場のダイハツ ミラジーノ。
その18年後の2017年。ダイハツのコンパクトカー、ブーンの上級グレードCILQ(シルク)に、スポーツ志向の強いエクステリアを装着するバージョンの「スポルザ リミテッドパッケージ」が登場した。
この姿を見て、BMWのミニ・ジョンクーパーワークスによく似ていると騒がれたものだ。
「スポルザ リミテッドパッケージ」がミニ・ジョンクーパーワークスを意識していたのは一目瞭然だが、似ているのはエクステリアのみで、両車の中身はかなり違っていた。
そのクルマの出来と、本家がメジャーすぎるためか、ブーン「スポルザ リミテッドパッケージ」の本家超えはならなかった。
●後発モデルのポイント
ブーンにスポーツ志向注入! という意図と存在価値はあったモデルだ。


















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