2022年9月に登場したマツダ CX-60。エンジン縦置きFRの大きなSUVという意欲作だが、登場直後は足回りのカタさで酷評を集めてしまった。○と×を指摘するというこの記事で、ご存知清水草一氏は「足回りの一件」をどう捉えるのか!?
※本稿は2025年9月のものです
文:清水草一/写真:マツダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年10月10日号
マツダ CX-60の○と×
私はCX-60の支持者です。多少欠点もあるけれど、クルマ好きとしては、よくぞこういうクルマを出してくれました! と思っている。
■×なところ
先に欠点から行くと、まずは評判最悪の乗り心地が挙げられる。
ただし、これに関しては、一部改良でだいぶよくなったし、マイナーチェンジ前も、1万kmくらい走ってサスペンションがなじめば、ギリギリオッケーなレベルまでしなやかになったんだよね。なので個人的には、そんなに大きな×じゃないと思ってます。
その他×を挙げると、1890mmの全幅でしょうか。でもこれは、買う人は覚悟の上なので。
■○なところ
直6ディーゼルのフィーリングと燃費。アクセルを踏み込めば、さすがストレート6! というなめらかで豪快な加速感が味わえる。
しかも高速燃費が信じられないほどイイ! うまくすりゃリッター20kmいく。ロングノーズの押し出し感のあるデザインも古典的でカッコいいし、内装の質感の高さはさすがマツダだよね。















コメント
コメントの使い方欠点はありますよ。
足回りのガタガタ。ミッションのガッコン。
乗っている人なら理解できるはず。
そして極めつけは10㎞超えたらエンジンが終わる。すでに多数報告済み。むしろ生きてる車ありますか?
急いで頑張ったマツダは理解する。ただ謙虚に今起きている事象は受け止め対応するべき。私はCX-5乗りです。
それ、私も気になっていて購入に踏み切れないでいます。
枯れた整備士も同じこと言ってました。
実際のところ、10万キロを超えたクルマの内、どのくらいの割合でエンジンが終わるのかご存知でしたら教えてほしいです。
現実的な値段でこんなクルマはもう出てこないと思っているのでとても欲しいのです。
運動性能もかなりいい。
有名な自動車テスト海外サイトkm77のムーステストの結果は秀逸。
あのデカさ、重さでアンダーステアもオーバーステアもなくとてもコントロール性が良く安心感あると高評価。 大きい車だからコーンを弾いてるのはご愛嬌かな。
勘違いされがちですが、決して悪い事ではありません。
昔のトヨタのような、無難中の無難な車作りをしているのが今のマツダです。視界など弱点は有れど基本オール80点な車。
違うのは、メディアや評論家がそれに否定的だったか、非常に評価し持ち上げるかです。同じ事でも捉えられ方が変わりましたね。興味深いです。