VWで日本一売れてるSUV「T-Roc」新型登場!! これがVW「最後の新型エンジン車」か!? 注目の中身を徹底解説

VWで日本一売れてるSUV「T-Roc」新型登場!! これがVW「最後の新型エンジン車」か!? 注目の中身を徹底解説

 2025年8月27日、フォルクスワーゲンは、フルモデルチェンジをした新型「T-Roc」を世界初公開した。人気が高かった先代モデルの軽快さと実用性はそのままに、内外装デザインやパワートレイン、先進運転支援装備などが大幅に刷新された。

 はたしてフォルクスワーゲンの売れ筋SUVはどのように進化したのか。より上質でモダンな小型SUVへと進化した新型モデルの注目ポイントをご紹介しよう。

文:立花義人、エムスリープロダクション/写真:VW

【画像ギャラリー】フォルクスワーゲンの人気SUVに新型が登場!! より上質になったフォルクスワーゲン「T-Roc」(16枚)画像ギャラリー

より伸びやかで上質に

 日本では2020年に発売開始となったフォルクスワーゲンの小型SUV「T-Roc」。欧州市場などでは2017年から販売されており、これまでに200万台以上を販売。フォルクスワーゲンのなかでも「ティグアン」についで成功したSUVだ。

 今回の新型では、先代モデルの流麗なクーペ風ルーフラインを受け継ぎつつ、全長を先代に対し120mm伸ばしたことでサイドシルエットがより伸びやかになり、シャープな面構成と相まって、より洗練されたスタイルへと進化した。

 フロントにはLEDヘッドライトを標準装備し、上級グレードには「IQ.LIGHTマトリクスLED」やライトストリップも採用。リアにも、LEDの連続発光するLEDライトバーと発光式の「VW」ロゴを採用し、夜間の視認性とブランドアイコン性を高めている。

 インテリアは素材感にもこだわり、ダッシュパネルには新素材となる柔らかなファブリックを採用。アンビエントライトの演出により、まるでラウンジのような上質な空間に仕上がっている。センターには最大13インチの大型インフォテインメントモニターを配置し、操作は「Driving Experience Control」によって行う。

 また、全長を拡大したことで居住空間がさらに快適になっており、後席の足元スペースが大きく広がったほか、荷室容量は先代モデルより30リットル増えた475リットルを確保。マッサージ機能を備えた14ウェイ電動調整式「エルゴアクティブシート」も新設定され、長距離移動時の快適性が大きく向上した。

新型T-Roc。先代モデルのプロポーションを継承しつつ、より現代的に洗練されたデザインになった
新型T-Roc。先代モデルのプロポーションを継承しつつ、より現代的に洗練されたデザインになった
全長プラス120mmの余裕は、荷室拡大のほかにも、伸びやかなリアデザインに活かされている
全長プラス120mmの余裕は、荷室拡大のほかにも、伸びやかなリアデザインに活かされている

パワートレインは48Vマイルドハイブリッドが標準に

 プラットフォームには最新のMQB Evoプラットフォームを採用し、パワートレインは48Vマイルドハイブリッドシステムの「eTSI」を標準採用。1.5L直列4気筒TSIエンジンは、最大出力85kW(116PS)と110kW(150PS)の2種類を設定し、全車に7速DSGを組み合わせる。将来的には、フルハイブリッドモデルの追加も予定されているとのことだ。

 機能面でも、自動レーンチェンジサポートやドア開放時の警告機能などが強化された自動運転支援「Travel Assist」や、自動駐車機能「Park Assist Pro」など、先進運転支援システムを大幅に拡充。OTA(Over The Air、無線通信を利用し自動車のソフトウェアを遠隔で更新する機能)によるオンラインアップデートにも対応しており、納車後も新機能の追加や改良が可能となっている。

新型T-Rocのインテリア。新素材の採用に加え、最新のインフォテインメントシステム、オンラインアップデートによる機能拡張など、あらゆる面で進化を感じられる
新型T-Rocのインテリア。新素材の採用に加え、最新のインフォテインメントシステム、オンラインアップデートによる機能拡張など、あらゆる面で進化を感じられる

次ページは : 欧州でのグレード展開は4つ 高性能版の「T-Roc R」の設定も

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