ホンダから新型プレリュード発売されたけど!! 3代目のプレリュードと比べてどっちが魅力的!?

ホンダから新型プレリュード発売されたけど!! 3代目のプレリュードと比べてどっちが魅力的!?

 日本自動車史に燦然と輝く、1980年代から1990年代のスポーツモデル。これらを現行車と比較対決する。無論、性能では現行車圧勝なので、「その時代における存在意義」で勝負する。ここでは新旧ホンダ プレリュード対決をお届けする。

※本稿は2025年10月のものです
文:片岡英明/写真:ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※各車の諸元データは代表的なグレードのものです

【画像ギャラリー】時空を超えた同名対決!! 復活した新型ホンダ プレリュード vs 1987年登場の3代目ホンダ プレリュード(16枚)画像ギャラリー

現行型ホンダ プレリュード vs 3代目ホンダ プレリュード

ホンダ プレリュード(現行型・2025年登場)。全長4520×全幅1880×全高1355mm、車重1460kg、2L直4(141ps/18.6kgm)+モーター(184ps)
ホンダ プレリュード(現行型・2025年登場)。全長4520×全幅1880×全高1355mm、車重1460kg、2L直4(141ps/18.6kgm)+モーター(184ps)

 プレリュードはホンダ初のスペシャルティカーで、スタイリッシュなデートカーとしてのジャンルを築き上げた。

 1987年に登場した3代目は、当時のホンダの最先端技術を、これでもかと、てんこ盛りした力作だ。4輪ダブルウイッシュボーンのサスペンションに世界初の機械式4WSを組み合わせている。

 この4WSは、前輪の舵角が小さい時は同位相に動いて軽快な身のこなしを、舵角が大きくなると逆位相に動いて取り回し性を向上させるのだ。

ホンダ プレリュード(3代目・1987年登場)。全長4460×全幅1695×全高1295mm、車重1130kg、2L直4(145ps/17.8kgm)/デートカーとして名をはせた
ホンダ プレリュード(3代目・1987年登場)。全長4460×全幅1695×全高1295mm、車重1130kg、2L直4(145ps/17.8kgm)/デートカーとして名をはせた

 限界を高めるものではなかったが、気持ちいいハンドリングと感じさせた。2Lの4気筒エンジンは、DOHCもフツーのOHCも軽やかに回る。

 最新のプレリュードは、誰でも痛快なハンドリングを引き出せるのがいいところだ。バランス感覚が素晴らしく、シャシーのポテンシャルがパワーユニットを大きく上回っている。だから安心感は絶大だ。

 最大の売りである「S+」モードを駆使してエンジンの官能的な魅力を満喫できるなど、魅力度は一歩上をいく。

●結果:現行型ホンダ プレリュードの勝利……新型は走りの魅力度で3代目の一歩上をいく。

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