日本自動車史に輝く、1980年代から1990年代のスポーツモデル。これらを現行車と「その時代における存在意義」で比較する。ここでは2021年登場の現行型トヨタ GR86と、漫画などでもおなじみAE86レビン/トレノの新旧対決!!
※本稿は2025年10月のものです
文:国沢光宏/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※各車の諸元データは代表的なグレードのものです
現行型トヨタ GR86 vs トヨタ レビン/トレノ(AE86)
元祖86がデビューした当時、後輪駆動に珍しさはなかった。ちなみに、元祖86って旧世代に属すTE71をスキンチェンジし、エンジンを4A-Gにアップグレードしたモデルである。
リアサスペンションなんか古くさい5リンクリジットのまんま。売りの4A-Gもトルク感のないエンジンだった。あまりインパクトなし。土屋圭市さんがフレッシュマンレースで派手な走りをしたことと、しげの秀一さんの漫画『頭文字D』で突然盛り上がったというイメージ。

片や現代の86はあえて後輪駆動にチャレンジし、メカニズムだってキッチリ見直した。コンセプトからしてGR86の圧勝だと私は考えている。
ノーマルの元祖86、乗ればわかるけれどノーマル状態だとホント走らないです。元祖86ファンの皆さん、申し訳ありません~。
●結果:現行型トヨタ GR86の勝利……ノーマルだと元祖のAE86はホント走らない!

















コメント
コメントの使い方スープラでもそうでしたが、片方を下げるばかりを判断基準としているのは評論として寂しい限り。
ノーマルではまるで走らないのなら、NDやエスロクでも同じです。そちらも正面から痛烈に扱き下ろしていますか?
他にもシルビアS12等々、最上よりパワー落ちる「走らない」モデルの方が楽しい車は多々。要はバランス次第であり、プロならそこを評するべきです