しかし、一部からは懐疑的なコメントも寄せられている
この落札結果には疑問の声も多い。オークションページのコメント欄には「サイトがバグったのかと思った」「シル・ビッド(サクラ入札)の疑いがある」といった意見が殺到したそうだ。
落札者は繰り返し「予算を大幅にオーバーしている」とコメントしていたにも関わらず、最終的に12万5500ドルで落札している。
懐疑派は「このような結果はオンラインオークションの信頼性を損なう」と指摘。実際、落札者も2番手の入札者も、Cars & Bidsでの取引履歴がない新規アカウントだった。
もっとも売主は後日、「カイエンは落札者から全額支払いを受けた」と報告している。これが単発の異常値なのか、マニュアル仕様カイエン全体の相場上昇の前兆なのかは不明だ。
この現象は、ポルシェのコレクター市場における新たな傾向を示している。最速や最高額のモデルではなく、「変わり種」に注目が集まっているのだ。
一度の落札結果が市場全体を変えることはない。
しかし、SUVにマニュアル・トランスミッションという組み合わせが、新たな価値基準として認識され始めた瞬間を、我々は目撃したのかもしれない。
【画像ギャラリー】うわ、ほんとにMTじゃん!! もう見られないかもなカイエンMTの全貌がコレ(6枚)画像ギャラリー






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