11年落ち中古カイエンのMTが約1900万円!? そもそもMTあったんかい!! アメリカの値動きがスゴい

しかし、一部からは懐疑的なコメントも寄せられている

同じ車両が2014年に取引され、その時の価格は5万1000ドル。価格の上昇は予想できても、この上昇率はさすがに購入者も予想しなかったはずだ。
同じ車両が2014年に取引され、その時の価格は5万1000ドル。価格の上昇は予想できても、この上昇率はさすがに購入者も予想しなかったはずだ。

 この落札結果には疑問の声も多い。オークションページのコメント欄には「サイトがバグったのかと思った」「シル・ビッド(サクラ入札)の疑いがある」といった意見が殺到したそうだ。

 落札者は繰り返し「予算を大幅にオーバーしている」とコメントしていたにも関わらず、最終的に12万5500ドルで落札している。

 懐疑派は「このような結果はオンラインオークションの信頼性を損なう」と指摘。実際、落札者も2番手の入札者も、Cars & Bidsでの取引履歴がない新規アカウントだった。

 もっとも売主は後日、「カイエンは落札者から全額支払いを受けた」と報告している。これが単発の異常値なのか、マニュアル仕様カイエン全体の相場上昇の前兆なのかは不明だ。

 この現象は、ポルシェのコレクター市場における新たな傾向を示している。最速や最高額のモデルではなく、「変わり種」に注目が集まっているのだ。

 一度の落札結果が市場全体を変えることはない。

 しかし、SUVにマニュアル・トランスミッションという組み合わせが、新たな価値基準として認識され始めた瞬間を、我々は目撃したのかもしれない。

【画像ギャラリー】うわ、ほんとにMTじゃん!! もう見られないかもなカイエンMTの全貌がコレ(6枚)画像ギャラリー

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