広々とした室内空間と快適な居住性で、ファミリーの誰もが満足できるミニバンとして人気のホンダ ステップワゴン。安全装備も充実したファミリーカーの鑑だが、実は高回転まで気持ちよく伸びる珠玉の走りが味わえる一台なのだッッ!!
※本稿は2025年10月のものです
文:FK(自動車ジャーナリスト)/写真:ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
※「ぽっちゃり系爆速車度」は最高5点。ベストカー編集部独断で判定
高回転まで伸びる1.5L直噴ターボ
「安心と自由」を表現したカタマリ感のあるボディで、定番人気のステップワゴン。国内ホンダ車史上最大の室内空間と、どの席でも快適な居住性、最新の安全運転支援機能装備などが魅力だが、意外にも「走りのミニバン」という顔も持つ。
パワートレーンは、独自の2モーターハイブリッドシステムのe:HEVと、静粛性の向上と高出力化を実現した1.5L、直噴VTECターボを搭載するガソリンモデルの2種類をラインナップ。
約7割のユーザーがe:HEVモデル購入というデータがあるが、ここでは1.5Lターボ搭載モデルを推したい。
というのも、このエンジンは小排気量の燃費のよさはそのままに、ターボチャージャーに直噴システムと可変動弁機構を組み合わせたことで、2.4Lエンジンを凌ぐ低速トルクと高回転までリニアに伸びるパワーフィールを味わえる。坂道のある街なかから高速道路まで爽快な加速性能を実現。
また、「吸排気デュアルVTC」、「直噴システム+高タンブルポート」、「電動ウェイストゲート付き高応答ターボチャージャー」というVTECターボを支える三大技術により、運転する楽しさと環境性能の両立もしっかり構築されているという優秀さ。
気になる価格も、e:HEVモデルより30万~40万円安いので、1.5Lターボを選ぶのは大アリ!













コメント
コメントの使い方重いミニバンを動かすため、先代シビックの尖りも力感も無い1.5ターボと違ってしっかり回してパワー出す仕様になった新L15C。
とはいえ、マップを変えただけで根本は同じエンジンな為、燃費悪化承知でちゃんと回さないとツキが悪く加速も渋い。
人気車種であり乗ってる人も多いと思うのですが、こういう所を本音で書いてくれるレビューが少ないですよね