番外コラム│ムーヴコンテ。CMだけが印象に残るこのクルマのテコ入れ策、ないですか?
右のキャラが出てきて「カクカク~♪」と歌い出すCMのダイハツ ムーヴコンテ。写真の四角グルマがそれで、発売当初の2009年の年間販売は6万701台だったが、2013年は3万879台とほぼ半減。これじゃイカン、ということで3人の方から「ムーヴコンテのテコ入れ案」を提案してもらった。
●片岡英明氏のテコ入れ案……ムーヴコンテ、まとまりはいいけど薄味。また、先進の安全装備に関しても後れをとっているのもマイナス点だ。販売台数アップには安全装備を充実させ、フロントマスクを一新。フェローバギーのような丸目にメッキグリルのクラシック顔なら、存在感はグッと高まるはず。
●渡辺陽一郎氏のテコ入れ案……ムーヴコンテはシートアレンジが単純で、荷室の使い勝手は悪い。その代わり後席の座面が固定されるから、座り心地は抜群に快適。後席の居住性は軽自動車では最も優れていると思う。「4名乗車が得意な軽自動車」だと明確に訴求すればもっと売れた。宣伝の仕方を間違えている。
●鈴木直也氏のテコ入れ案……初期モデルでは前席電動パワーシートなどラグジャリーを売りにしていたが評判はイマイチ。軽で個性派モデルを作るには、ラグジャリーより“カワイイ”のほうが売れる。アルトラパン的なクルマを目指すテコ入れ策がいいのではなかろうか?
(写真、内容はすべて『ベストカー』本誌掲載時のものですが、必要に応じて注釈等を加えている場合があります)

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