2027年度中に市販化?　ホンダの未来を担う「ゼロ」シリーズに期待大な件

　2025年10月末から開催のジャパンモビリティショー2025。ホンダから出展されたのは、これまでの各国モーターショーでも披露されてきたHonda 0（ゼロ）シリーズ。さらにアキュラ RSXプロトタイプと、ゼロシリーズ新型車も出展されたぞ！

※本稿は2025年10月のものです
文：ベストカー編集部／写真：ホンダ、中里慎一
初出：『ベストカー』2025年11月26日号

未来のホンダを担う「ゼロ」シリーズ

　ホンダブースで最も注目すべきは、なんと言っても「Honda 0」シリーズだ。

　ゼロはホンダがカーボンニュートラル時代へ向けた、社運をかけたグローバルプロジェクトの中核となるプロダクト。

　BEVであることだけが取り上げられがちだが、「あえて撓（しな）らせる」という新たな知見を盛り込んだシャシー技術や、次世代を見据えたインフォテイメント技術、さらにはスペース効率と軽量化を実現したバッテリー生産システムなども併せて取り入れている。

　これまでのクルマ作りから大変革する、プロダクト全体としてのゼロの在り方や位置づけが、ホンダの近未来を示すことになる。

　2025年1月にLAで開催されたCESでワールドプレミアされたフラッグシップモデルのサルーンとSUVに加え、2025年のJMSではコンパクトSUVモデルが世界初公開。

　Honda 0は2027年度中に3モデルが相次いで日本で販売開始の予定だ。