洗車を後回しにして汚れをため込む
「どうせ雨でまた汚れるし、今日はやめておこう」。天気が悪い日が続くとつい先延ばしにしてしまう洗車ですが、その積み重ねは、塗装面に確実にダメージを残します。雨水には微量の不純物が含まれ、放置するとボディ塗装面を浸食。虫の死骸や鳥のフンも酸化によって塗装面を痛めますし、黄砂や花粉も付着したままにすると、シミやクレーターとして固着してしまいます。これらを放置すると、最終的には磨きや再塗装など、大がかりな修復が必要となってしまうことも。
また、拭き上げの過程で小傷をいち早く見つけ、深くなる前に手当てできるのも洗車の大きなメリットです。「汚れたら洗う」を習慣にし、洗う際は砂や泥をしっかり水で流してから。こまめにワックスや簡易コーティングをしておけば、愛車の艶も長持ちします。
タイヤ空気圧と「取り回し」に無頓着
「走る・曲がる・止まる」というクルマの基本性能すべてにおいて重要な役割を担っている「タイヤ」。タイヤをおろそかにすると、走りの質や燃費が低下するだけでなく、寿命も縮んでしまいます。
特に見落としがちなのが、タイヤの空気圧。空気圧は走っていなくても少しずつ下がり、低いまま走行を続けると偏摩耗が起こり、狙い通りの寿命を全うすることができず、メーカーの設計よりも早く寿命を迎えてしまうことに。月に一度は、走行前の冷間時にメーカー指定の空気圧に調整する習慣をつけたいところです。空気圧は高すぎてもグリップの低下や乗り心地の悪化を招きますので、必ず指定空気圧に合わせるようにしてください。
タイヤに関しては、取り回しでも摩耗に差が出ます。停止したままハンドルを回す「据え切り」は、タイヤのトレッド面を削ってしまう行為ですし、縁石やキャッツアイに勢いよく乗り上げてしまうと、タイヤ側面がホイールとの間でつぶれて裂ける「ピンチカット」にも繋がってしまいます。
駐車場等での切り返しはクルマを少しずつ動かしながら。段差は必ず減速し、できるだけ避ける。また不要な荷物を降ろすことも、燃費面ではもちろん、足回りへの負担を軽減させるためには重要です。
駐車場時の手順や作法にも注意
また、駐車時の「手順」も重要です。近年は電動パーキングブレーキを搭載するクルマが増えていますが、手動で操作するサイドブレーキの場合は、「パーキングブレーキをかけてからPレンジにする」がクルマにとってやさしい手順。特に、Pレンジにいれたあとすぐにフットブレーキから足を離してしまう人は要注意です。
Pレンジは、トランスミッション内部の歯車に爪(パーキングロックポール)をかけることで、シャフトをロックし、タイヤが回転しなくなる仕組みで、タイヤ自体の回転をロックしている状態ではありません。そのため、パーキングブレーキをかける前にブレーキペダルから足を離してしまうと、パーキングロックポールだけでクルマの前後移動を抑制することになり、トランスミッションに過大な負荷がかかってしまうのです。
また、クルマ止めがある駐車場では、クルマ止めに強く押し付けすぎないように注意することも重要です。強く押し付ける状態が繰り返されてしまうと、タイヤの変形を招いてしまいます。
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こうした細部の積み重ねが、クルマの「ご機嫌」を大きく左右します。丈夫になった現代のクルマとはいえ、小さな悪習慣の積み上げには勝てません。ぜひ今日から気を付けてみてください。
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