2025年のジャパンモビリティショーでのトヨタの数ある注目モデルのひとつとして登場したカローラコンセプト。発売時期は明言していないが、ロングセラー車として親しまれるカローラの次期型を示唆するコンセプトモデルとなる。
※本稿は2025年11月のものです
文:ベストカー編集部/写真:トヨタ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年12月10日号
トヨタならたぶんほぼこのまま出す……きっとやってくれる!
10年前なら、これがカローラコンセプトと言われても「単なるショーモデル」と高をくくっていたのではないだろうか。「かっこいいけど、カローラなわけないよね」と冷めた目で見ていたと思われる。
しかし、今は違う。「トヨタならやる」と多くの人が思っていることだろう。コンセプトカーとはいうものの、ほぼこのままで登場するという期待が膨らむ。
パワーユニットは未公表だが、BEV、PHEV、HEV、純エンジン、なんでも対応可能なマルチパスウェイを具現化している。
今回JMSに出展していた個体はフロントフェンダー後端に充電口用と思われるカバーと、充電量を表示する縦型のバーがあってBEVの可能性が高いが、このままのデザインでエンジンも搭載できるとのこと。次世代4気筒エンジンの背の低さがあって、このデザインが実現したのだという。
「次はこうする」という決意表明のコンセプトカー
インテリアは実にユニークだ。独立したテーブルのような島に、ミニカーを前後に動かすように操作するシフトが置かれている。
前席モニターは右と左で独立しており、助手席は専用モニターで好きな映像を見ながらリラックスできる空間にしているという。リアシートもかなり広いことが確認できた。
現行型カローラは2018年登場で、2026年でもう8年目。すぐにでもモデルチェンジしてもおかしくないタイミングだが、このコンセプトカーも意外と早く登場するかもしれない。
「このまま出せるように頑張っています」と開発関係者は証言しており、2026年はともかくとして、2027年にはこのイメージのまま発売される可能性は充分にある。
これがセダンで、現行型同様にワゴンもハッチバックもクロスオーバーも用意されるだろう。カローラ改革の楽しみは広がるばかりである。
















コメント
コメントの使い方間違いなくこれからのカローラの指針にはなるでしょうけれど、
スバル E STI conceptや、マツダ VISION X-COUPEと同様に、このまま市販されるものじゃなく
方向性示したデザインモックですね。我々素人はそこ勘違いしやすいので、自動車業界のプロは正しく導いてほしい