国産車に比べて、中古車になったと同時に価格が下がるケースが多い輸入車。新車時は手が届かなかった高嶺の花も今なら買える! ランニングコストを考えると少々不安があるのは否めないが、見栄っ張りな人にうってつけかも!?
文:FK/写真:BMW Japan、Volvo Cars、CarsWp.com
【画像ギャラリー】安くてもカッコよく! 狙うは輸入中古車(10枚)画像ギャラリーメルセデス・ベンツ Cクラス(W204型)
“小さな高級車”のパイオニアとして人気を博したメルセデス・ベンツの190シリーズ。
メルセデス・ベンツが誇る既存の乗用車ラインアップに第3のメインラインを追加するという新たな挑戦として1982年に登場した190シリーズは運転特性、安全性、信頼性に妥協することなく、よりコンパクトなサイズ、軽量化、優れた経済性を実現した。
そんな190シリーズの成功とDNAをそっくりそのまま受け継ぐかたちで、1993年に登場したのがCクラスだ。
コンパクトラグジュアリーという言葉がぴったりハマる歴代Cクラスのなかから、ここで注目したのは2007年1月に発表され、同年6月に日本で販売が開始された3代目のセダン“W204”。
先代モデルから7年ぶりのモデルチェンジとなった3代目のデビュー当初はC200コンプレッサーエレガンス、C200コンプレッサーアバンギャルド、C250エレガンス、C250アバンギャルド、C300アバンギャルドSの5種類をラインナップ。
高級感を前面に打ち出した“エレガンス”とスポーティグレードとなる“アバンギャルド”というふたつのグレードが設定されたが、日本においてはアバンギャルドが圧倒的な人気を獲得した。
スポーツ性能の向上による走りの良さを追求するべく、エンジンは1.8リッターの直列4気筒スーパーチャージャー、2.5リッターのV型6気筒、3リッターのV型6気筒という3種類を設定。
直4スーパーチャージャーエンジンには5AT、V6の2.5リッターと3リッターのエンジンには7速ATが組み合わせられた。
もちろん、メルセデスならではの高級感や快適性も健在……というわけで見どころも満載のW204型。
現在の中古車市場では平均価格は200万円強といったところだが、タマ数こそ少ないものの、前期モデルであれば100万円以下の個体が大半だ。
BMW 3シリーズ(F30型)
ダイナミックなドライビングプレジャーを象徴するクルマとして、また、ミドルクラスのスポーティさを表現するクルマとして、50年にわたって愛され続けているBMWの3シリーズ。
プレミアムコンパクトスポーツセダンというジャンルを確立したといっても過言ではないBMWの3シリーズの現行モデルは第7世代となるG20型だが、“格安なのに見栄はしっかり!”という今回のテーマにぴったりなモデルは、2012年に登場した第6世代のF30型といえるのではないだろうか。
2011年10月に発表され、日本では2012年1月に販売が開始されたF30型は3シリーズのスポーティで俊敏なハンドリング性能を継承するとともに、走行快適性ならびに居住性を大幅に向上。加えて、よりいっそうの高出力、低燃費、低排出ガスを実現。
加えて、先代モデル同様にドアハンドルのデザインを日本仕様専用設計とし、日本の一般的な機械式立体駐車場のサイズに適合する全幅1800mmが採用された。
デビュー時は328iで4グレードが設定され、その後は同年4月に320i、同年7月にハイブリッドモデルのActiveHybrid 3、同年8月に4WDモデルの320ixDriveとディーゼルエンジンを搭載した320d BluePerformance、同年9月にスポーティモデルの320i M Sport&328i M Sportとステーションワゴンのツーリングを立て続けに発売。
それらのシリーズモデルの評価も高く、日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催の日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいてインポート・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するとともに、日本自動車研究者ジャーナリスト会議主催のRJCカーオブザイヤーにおいてもRJCカーオブザイヤー・インポートを受賞した。
国内市場でも人気を集めたF30型だけに、現在の中古車市場におけるタマ数は豊富で平均価格も120万円前後と買いやすい状況にある。












コメント
コメントの使い方