クルマ用モーターに革命を起こす!! 超高効率モーターコアで世界と勝負する企業が現れた件

京都から脱炭素社会を目指し、世界を救う

 何兆円もの売上を誇る世界の名だたる企業のトップがNCTを訪れるのは、京都であることが理由のひとつだと山本社長は考える。

 NCTが京都にあることを誇りに思い、デモルームも京都に造りたいと構想中だが、歴史や伝統があり、新しいものを受け入れる京都から、世界を変えたいとの熱い思いがある。

 「人類は地球温暖化をはじめとする、さまざまな自然破壊の影響を受け、近い将来、破滅に追い込まれかねません。

 地球上で消費される電力の50%近くがモーターによるものなので、モーターの高効率化で省エネを推進することは最も重要な課題です。我々は、自然と共生する脱炭素社会の実現に貢献していきます」と山本社長。

 1997年、温室効果ガスの排出量削減を義務付けた国際的な取り組みの京都議定書が採択され、その思いは2015年のパリ協定に受け継がれたものの「DO YOU KYOTO?」を合言葉に、世界各国が脱炭素社会の実現に向けて、今まさに取り組んでいる。

 そんな京都で創業したネクストコアテクノロジーズの鉄基アモルファス合金とHLMETが、脱炭素社会を実現する急先鋒として、世界を救うことは、決して夢物語ではない。

京都府が進める「ZET-Valley構想」とは

 京都府が推進する、脱炭素テクノロジー(ZET)スタートアップと企業を応援し、事業を推進する官民連携プロジェクト。

 京都中部・向日市周辺に脱炭素社会へ取り組む企業と知見を集積し、ゼロカーボンものづくりを核に、まちづくりまで連動させる産学公連携のクラスター計画。合言葉は「石油から空気へ」。

 向日市・JR西・京都銀行と連携協定を結び、脱炭素企業を集めて講演やピッチプログラムを実施する「ZET-summit」開催や、インキュベーション拠点「ZET-BASE KYOTO」で新事業創出と社会実装を加速する。

 EV・電池・バイオなどの強みを軸に、JR京都線沿線を中心とした「リーディングゾーン」で実証と投資・雇用を呼び込む。

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